搭乗直後に出される飲物 |
メニューに寄れば 蟹のタルタルのサフランマヨネーズ添え |
トマト、アボガド、マイクログリーン |
サラダ |
私が選んだのは牛肉のすき焼き |
デザートのフルーツ |
定刻が近づいたのでラウンジを出て、ゲートへ。右の奥の方のゲートでした。結構歩きます。ちょっと搭乗が遅れているというアナウンスがあり、しばらくゲート近くの椅子に座って待機。
しばらく待っていると搭乗開始。アナウンスと共に、一斉に人が並びますが、ここでも優先。
「すごい差別だ」と息子がそれまでの優先扱いの流れを反芻してつぶやいていました。私も同感です。こういった優先感覚をあらゆる場面で経験していたら、いつのまにか「自分は凄く偉いんだ」と錯覚してしまうかもと思いました。お金の力は恐ろしいです。
座席は行きと同様で、足下が広く寛げます。座って手近にあった新聞を読んでいると、来るときと同じように、すぐにおしぼりと飲物、食事のメニューが配られます。
しばらくすると、小さなガタンという音と共に、バックし始めました。帰りは私が左側の窓側に座ったので、ダイヤモンドヘッド方面がよく見えます。
離陸の滑走路は、海を渡った埋立地のような所から、ワイキキに向かって飛び、高度が上がり始めたなと思った頃、右急旋回で北西に向かいます。
この間左側の座席からは、急旋回するまでアラモアナやワイキキのホテル群、ダイヤモンドヘッドを見ることが出来ます。ただし時間的にはほんの数分で急旋回してしまい、次は右側の席から見えるのだと思います。
急旋回中は左側は空しか見えず、右側は海しか見えませんので、かなり傾いているのだとは思いますが、遠心力とうまく釣り合っているのか、その傾きは風景を見ないと意識できません。面白い感覚だなといつも思っています。
巡航高度に達するとすぐに飲物の用意が始まりました。私はちょっと格好をつけてワインを頼みましたが、これは失敗でした。やはり飲み慣れたビールを選択すべきでした。
帰りも料理はそこそこおいしく食べられ、映画もいっぱいあり、見たかった「バトルシップ・ミズーリ」(ハワイ沖で退役した戦艦ミズーリがエイリアンと闘う海戦映画)と、息子推薦のタイムトリップ温泉映画「テルマエ・ロマエ」を見ましたが、どちらも面白く、昼寝のタイミングを逃してしまいました。
というわけで12時40分、無事成田にタッチダウン。ところが機がゲートに浸入しても係員が誰もおらず、飛行機を降りることが出来ません。
機長のアナウンスで理由が分かりましたが、「ものすごい雨と落雷が成田空港周辺で起きたようで、しばらくすべての作業を中断している」とのことでした。
降りられるのに下ろしてもらえない、という感覚はあまりいいものではないなと感じました。結局停車した機内で15分ほど待機。その後やはりビジネス客から優先的に空港内に案内され、最後までビジネス利用の特典を充分活用させてもらった恰好です。
というわけで今年の旅行記終了です。何だか毎年毎年長くなるような傾向が続いていますが、飽きずにここまで読んでくれた方に感謝です。何か気がついたことがありましたら、遠慮なく掲示板等に書き込んでいただければと思います。