宿泊場所の選択ですが、そのホテルが立っているロケーションによって、宿泊価格は大きく変動します。当然ビーチに近ければ近いほど、ワイキキの中心部に近い「ロイヤル・ハワイン・センター」に近ければ近いほど価格は高くなります。
逆に言えばここから遠ざかれば、ホテルの設備やホスピタリティは同じでも宿泊価格は下がるということになります。
ただし同じ距離遠ざかるにしても、ビーチサイドのホノルル動物園方面やヒルトンハワイアンビレッジ方面は、やはりビーチフロントですから、こちらが望むほど宿泊価格は下がりません。
はっきりと安くなるなと感じるのは、ワイキキを東西に走るクヒオ通り近辺からです。この通り沿いのホテルは、明らかにビーチサイドのホテルより宿泊価格も下がります。
というわけで、確かにラナイからビーチの様子が見えるのは、いかにもリゾートっぽくて良いのですが、予算を優先するなら、私はクヒオ通り近辺までビーチから離れていもいいのではと思って、いつもワイキキバニヤンを選択しています。
ちなみにビーチの景色は、確かに昼間は青い空と青い海、ビーチに寝そべる観光客や海の中で遊ぶ人たちを眺めることが出来ますが、夜は真っ暗です。時折沖合いを貨物船が横切ったり、遠くに飛行機が飛んでいるのが見えるだけです。
つまり昼間は活発に動いていて、夜だけ部屋に戻って寝るというような旅行形態だと、ビーチフロントの景色は、朝しか楽しめないということになります。
昼間も部屋にいて、ラナイからビーチの雰囲気を楽しみながらハワイアンコーヒーやビールを飲んで寛ぐということなら、これはビーチ側のほうが間違いなく楽しいです。
結局いつも同じ結論になるのですが、要はハワイで何をしたいかということに尽きるような気がします。
もう1点。ロケーションについていろいろ考えていますが、実はハワイには通常のベッドルームとバスルームのみで構成されたホテルルームと、コンドミニアムと呼ばれる、フルキッチンのついた、日本のマンションに該当するような部屋もあります。
さらにこのコンドミニアムの部屋を、あたかもホテルの部屋と同じように、毎日ベッドメーキングが入るような形で管理している会社もあります(アストンという会社が管理している部屋等)。
また、個人持ちの部屋をいくつかまとめて管理して、それを貸し出すバケーションレンタルという形式もあります。
いずれにしても、ホテルの場合は基本的に宿泊という行為に力点が置かれ、コンドミニアムの場合はそこに滞在して生活するという部分に力点がおかれます。
もちろんコンドミニアムに宿泊しても、部屋を宿泊だけに使うことも出来るわけで、利用価値はコンドミニアムの方が幅が広いと私は思っています。
しかし、ホテルのように他人からのサービスを受けて、自分の手を煩わさずにハワイを楽しむというのもありだと思っています。
というわけで、ホテルの場合は前述のロケーションの話が生きてくるのですが、コンドミニアムの場合は、そこで生活をして食事をすることもあるわけで、ビーチフロントが良い、というポイント以外に、食材を買う場所が近くにある、ということがポイントになります。
というわけで、ワイキキでは中心部にフードパントリーがあるので、ここから遠いコンドミニアムは、宿泊価格が安くなる傾向があります。
ではワイキキの西側、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ周辺はどうなのか?これは実際にその近辺に宿泊された方からいろいろアドバイスをいただいていますが、すぐ近のイートンスクエアという所に、ワイキキよりは小規模ですが、スーパーがあると聞いています。
というわけで、ホテルを選ぶならロケーションの中心地はロイヤルハワイアンセンターあたり。
コンドミニアムを選ぶなら、それに加えて、フードパントリー等のスーパーまでの距離を考慮する必要があるというのが今日の結論です。