歩く距離から宿泊場所を考える

 私は健康のため、朝早くとか夕方に、近所にある河川敷のウォーキングコースを1時間ほど歩くことが多いです。

 最近になって、歩いた日と歩かなかった日では、その日の夜の睡眠の質が全然違うなということに気が付きました。それだけ運動不足になっているのかもしれません。

 それはそれとして、1時間歩くと4km前後歩く計算ですが、ワイキキではどうか?以前書いたようにワイキキのヒルトンあたりからホノルル動物園まで2kmちょっと。

 良いウォーキングコースだと思っていますが、日常生活の中でわざわざ歩こうという人は少ないと思います。

 ハワイの空気はさわやかで、日陰に入れば涼しいことは間違いありませんが、普段炎天下を歩こうとすると、だいたい500mぐらい(徒歩7〜8分)が限度ではないでしょうか。

 できれば5分以内、300m程度が理想かなと思えます。そういった視点で宿泊場所を考えると、ワイキキビーチやクヒオビーチから山側に300mという距離は、だいたいクヒオ通り近辺になります。

 ハレクラニやロイヤルハワイアンあたりになると、300m歩いてようやくカラカウア通り、そこからさらに200m歩いてクヒオ通りとなります。

 そう考えると、ビーチで遊ぼうと考えている家族連れは、ワイキキの東半分の場合はクヒオ通りまで、西半分はカラカウア通りまでが、ビーチで遊びやすいロケーションであるということになります。

 またさらに西の方に位置するヒルトン・ハワイアン・ビレッジの場合は、イリカイやディスカバリーベイあたりならヒルトン前のパブリックビーチまで300〜500mです。

 要するにこのあたりに宿泊できればビーチへのアクセスが良いので、海で遊ぶのが便利で楽しいということです。

 従ってワイキキで言えば、アラワイ運河沿いにはいくつかエコノミー料金のコンドミニアムがありますが、海での遊びには向かないということになります。

 しかし視点をビーチではなく、フードパントリーから300または500m以内と考えると、このあたりはハワイでの生活を楽しむのに向いている地域だと言えます。

 そう考えてフードパントリーから500m以内の地域を考えると、東はバニヤン、北はアラワイ運河沿いの「サンドビラ」や「アイランドコロニー」も含まれ、西は「ロイヤルクヒオ」、南は「ロイヤルハワイアン」あたりが含まれます。

 つまりこの中なら徒歩でフードパントリーまで気軽に出かけることが出来、食材調達に便利だということです。当然ながら、そこから離れると食材調達が不便になりますから、その分宿泊価格は下がると思っています。

 しかしワイキキ市街ならバスも頻繁に走っていますから、これを利用すれば、多少フードパントリーから離れていても食材購入は出来ますから、そういった不便を我慢すれば、宿泊価格は安いけれどグレードの高い部屋に宿泊できることになります。

 というわけで我が家の場合は、食材を調達しやすく、なおかつビーチに気軽に行けるバニヤンの利用頻度が高い、という結果になっています。

 ちなみにここまでの宿泊のロケーションについての考察を表にすると以下のような感じになります。

ビーチ 生活 買い物 ロケーション
ワイキキ西側のクヒオ通りより南側のコンドミニアムまたはビーチ沿いのホテル
× ワイキキ東側のクヒオ通りより南側のコンドミニアム
× ワイキキ西側のホテル
× ワイキキ西側のコンドミニアム

 まあ個人的な主観で分けていますから、こんな考え方もあるというぐらいで良いと思います。これ以外に、生活のみを重視するなら、アラワイ運河沿いのコンドミニアムを選択するのも良さそうです。



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