ここまで分かったこと保険金額を再度掲載します。代表例として楽天のカードを考えてみました。最低保険金額、最高保険金額はAIUの例です。
楽天クレジットカード | 最低保険金額 | 最高保険金額 | |
傷害死亡 | 2000 | 1000 | 3000 |
傷害後遺障害 | 2000 | 30 | 3000 |
治療費用 | 200 | 2000 | 無制限 |
救援費用 | 200 | 300 | 300 |
疾病死亡 | 0 | 500 | 1000 |
個人賠償責任 | 2000 | 10000 | 10000 |
携行品 | 20 | 20 | 30 |
何故このような表を作ったのかというと、保険会社が一定の型にはめて提供しているコースプランより、自分で必要なものを選んだフリープランの方が必要なお金が少なくてすむからです。
そこでフリープランを作るための目安になる、それぞれの保険金額はいくらぐらいが妥当かということを、この表を見ながら個人の実情に合わせて検討したいと言うことです。
というわけで、大きく金額が異なっているのはどこかということになるわけですが、並べてみると一目瞭然です。
結局海外旅行保険が必要と考える人の大部分は、旅先での突然の予想もしない病気の発症や大きな怪我に備える必要があると考える人ではないかと思えます。
だからこそ治療費用の額に大きなひらきがあるわけです。
ただし何回も書いているように、カードの付帯保険が適用できれば、治療費用は200万ぐらいあるわけですから、通常の風邪程度を予想するなら、あえて新たな保険の購入は必要ないということになります。
一方カードの保険が自動付帯ではない場合、その適用条件をよく調べて、適用されないことが予想されるなら、最低限治療費用100〜200万程度の海外旅行保険に加入しておいた方が良いともいえそうです。
一方傷害死亡や疾病死亡の場合は、残された遺族への補償となるわけで、必要性を感じる人と、他の保険との絡みで必要ないと判断する人もいると思います。
救援費用については、自分に何かがあったとき、家族や親戚が現地に来るための費用ということになるわけですが、我が家の場合は私の救援に来れるのは息子ぐらいですから、50万もあれば充分なような気もします。
また個人賠償責任は、滅多に生じることが無いはずです。だかろこそ保険金額が2000万から1億円という高額なものであっても、そのために支払うお金は数十円です。
これは確率的にそういった賠償となる事例は滅多に起こらないと言う証拠ですから、ここはゼロ円でも良いような気がします。
また携行品も、何百万もするようなものを持ち歩く人は少ないはずで、私の場合はスーツケースやパソコン、デジカメあたりが数万で買ったもので、それ以外は携行品というほどのものでもないです。
従ってこれも特に必要ないと判断することも出来ます。
まとめると海外旅行保険で絶対に必要なのは、治療費用であって、これは人にって考え方が異なると思いますが100万円以上が目安になりそうです。
また後遺障害については、万が一事故等に遭遇したとき、その後も生活していくことを考えると、ある程度の金額があったほうが良いようにも思えます。
目安としては対象者の年齢にもよりますが最低1000万円ぐらいでしょうか。もちろん自分の責任でない事故で何らかの傷害を負った場合は、相手方からの保険金もあると思われますので、金額を決めるのは難しいです。
というわけで以上のようなことを考慮しつつ、自分独自のフリープランというのを設定できれば、安心して旅行に出かけられるということになりそうです。