二社目はやはりJAL。ANAとJAL二社でハワイの観光客の半分ぐらいを運んでいるのではないかと想像しています。(便数から考えて)
1.区間換算率
先ずは区間マイルとチケットによる換算率です。2013年11月現在の一番新しい基準でまとめました
搭乗クラス | 予約クラス | 換算率% | ハワイ往復 | 備考 |
ファースト | F、A | 150 | 11493 | ハワイ便にファーストクラスはないかも |
ビジネス | J、C、D、X | 125 | 9577 | ビジネスクラスの普通運賃 |
I | 70 | 5363 | パックツアー、団体旅行客用 | |
エコノミー | W、Y、B、E | 100 | 7662 | エコノミーの普通運賃、ダイナミックセイバープレミアム |
H、K、M | 70 | 5363 | ダイナミックセイバーABC | |
L、V、S、O、G、R | 50 | 3831 | ダイナミックセイバーDEF、海外パックツアー | |
Q、N | 30 | 2298 | JALエコノミースペシャル |
ANAに較べるとビジネスの普通運賃が125%ということで、ANAの150%より低く設定されています。
また先ほど3月のチケットを検索したところ、ダイナミックセイバーのFというチケットでしたから、換算率は50%です。ANAは70%でしたので、ここでも損をする可能性が大きいです。
なお、JALは「ワンワールド」という航空グループに加盟していますので、全世界17の航空会社のマイレージをJALのマイルに加算することも可能です。ただしJAL以外で日本からハワイに飛んでいる航空会社はなさそうです。
2.特典航空券獲得基準マイル
特典航空券獲得の基準マイルは以下の通りで、JALカードを使っていると1000マイル割引きになるというのが、若干有利な条件です。
なおディスカウントマイルはANA同様、搭乗時期が閑散期に限られているようなので、通常のサラリーマンでは使いにくいと思われます。
クラス | 通常 | JALカード割引 | ディスカウント |
エコノミー | 40000 | 39000 | 35000 |
ビジネス | 60000 | 59000 | |
ファースト | 80000 |
3.アップグレード基準マイル
次にアップグレードの規定ですが、ビジネスからはJ、C、D、Xクラス、エコノミーはW、Y、B、E、H、Kとなっています。さらにEクラスであっても適用出来ない場合があるとの注意書きあります。
またパックツアーの場合も適用出来ません。
驚いたのは、上に書いた3月の安い便のチケットはダイナミックセイバー5のFクラスというチケットなので、このチケットで予約しても、マイルでアップグレードすることはできないと言うことになりそうです。
アップグレード | エコノミーからビジネス | ビジネスからファースト |
クラス | W、Y、B、E、H、K | J、C、D、X |
必要マイル | 20000 | 25000 |
4.まとめ
JALがANAより利用しやすそうだと思えたマイルはビジネスからファーストへの25000という規定です。ANAは35000でした。ただしハワイ便にファーストの設定があるのかどうか、私は知りません。
もし設定がなければ、この25000という数字は何の意味もないことになりますが、私が調べた3月の便では設定がありませんでした。
以上から、特典航空券を得るためには、ダイナミックセイバーDEFのチケットではハワイに11回行かなくては40000マイルに達しないことが分かりました。しかも、有効期限が3年なので、3年間に11回行かなくていけないことになります。
ただしANA同様、クレジットカードを使って買い物をして、そのポイントをマイレージに換算することも出来ます。とはいうものの、これは私の感想ですが、マイルを貯めてハワイに行こうと思ったら、やはりANAの方が使いやすいだろうなという感想を持ってしまいます。