このページは1999年春の旅行記の内容と同じです。もうデータが古くなって参考にならないかもしれませんが、観光地が無くなった訳ではないので、多少なりとも参考になればと思い、載せてあります。
空港へ
いよいよマウイツアーである。離島には始めて行くので、結構気分が高揚している。6時30分に迎えが来るので5時半起床。朝食をゆっくり作っている暇は無いので、フードパントリーでおにぎり等を購入。8ドル。6時半にロビーへ。
迎えに来たのは20人ぐらい乗れるシャトルバス。定刻通り。乗っていたのは初老の1組の夫婦のみ。運転手さんに元気良く「グッドモーニング」と挨拶すると、日本人から挨拶されるとは意外だったのか、一瞬怪訝な表情。でもちゃんと挨拶は返してくれた。
シャトルはこの後あちこちのホテルをまわり、最終的には10数名になる。空港着7時30分。途中パスポートを持ってこなかったり、寝坊をした人がいたりで、バスは若干遅刻気味。こうゆうのってあまり好きではない。
ツアーの名称
ところでこのツアーの名称、ポリネシアン・アドベンチャーとなっている。契約したABCツアーはどうなったの、という疑問を抱いたが、要するに我々が申し込むツアー会社は、本当のツアー会社の下請けのようなもので、客を集める専門で、仲介手数料を取っていると考えられる。ということはもっと安くなるということ。これは今後勉強しようと心にとめる。
空港で
空港に降り立つと、全員マウイ行きだと思っていたのに、なんと子供の遠足のように島毎に並ばされる。一番人気はハワイ、次がカウアイ、次がマウイという順であった。
すなわちマウイは我が家を入れて5人。残りの二人は今朝関西から着いたばかりの初老の二人。
これでツアーが成立するのか、と勘ぐっていると何とその後大型バスが現れて、あっと言う間に人数が膨れ上がる。驚いた。しかもその他に今度はJTB主催のツアー参加者まで集まってきた。
航空券を渡され、搭乗手続きの説明があり、チェックイン。ここから先は添乗員無しで、独力でやることに。同行した人たちとの連帯感がなんとなく強まっていく。頼り頼られ、といったところか。
ところでふと見るとJTBのツアーでは添乗員が同行しているではないか。こんなところに料金の違いがあるんだな、と一人納得。
搭乗ゲートに行くと、幼児連れは最優先で乗れるとのこと。なんと先頭になってしまった。後にも先にも飛行機に一番で乗ったのは、これが初めて。ちなみにエコノミーは座席指定がない。早いもの順の着席となる。やがて搭乗。
前部から乗り込むと前の10席ぐらいがビジネスクラスで両側に2列設置されている。一番乗りだったので、そのすぐ後ろの左側のエコノミーの席に座る。左側の方が離陸時に眺望が良い、との噂を聞き込んでの事。子供を押しのけて、私が窓際へ。乗客は後から後から乗ってくる。もう乗れないよう、と思うが、いつのまにか全員が着席。離陸準備が整う。
離陸
離陸はジェット機なので、ジャンボより一回り小さいものの、ほとんど同じ。ただ時間短縮のためか滑走路で一時待機して出力をあげるようなまだるっこしいことなしに、滑走路へまわりこんだなあ、と思ったらそのまま加速して離陸。
離陸直後からワイキキの全景が見渡せる。高層ホテル群やダイヤモンドヘッドのクレーターが美しい。これなら遊覧飛行と同じである。
飛行時間はおよそ30分。電車みたいなもんだ。それでもちゃんとジュースが出たのには驚かされた。
10分もすると下にモロカイかラナイらしき島影が見える。やがて飛行機はキヘイの方から島を横断する形でカフルイ空港に向かい機首を下げ始める。山の気流のせいか、少し揺れる。あれが飛行場かなあ、なんて思っている内に着陸。あっけない。9時。