第6日目 キラウエア火山

キラウエア火山へ

ハレマウマウ・クレーター
ハレマウマウ・クレーター
ハレマウマウ・クレーター

 13時、ようやく今回のツアーの目玉であるキラウエアに着いた。国立公園なのでゲートがある。ゲートを抜け外輪山北東に位置するビジターセンターを抜けると火山地帯。バスの中にも少し硫黄臭が入ってくる。

 ここからキラウエアの外輪山にそって左回りに回っていく。途中、火山活動の原理を説明するパネル等が設置されたジャガーミュージアムに寄る。

 ここから見る外輪山の中のハレマウマウ噴火口の眺めが素晴らしい。ようやくはるばるハワイ島に来た喜びを感じる。それにしてもあたりは荒涼としている。火山性の土壌のため、植物がほとんど育っていない。育ったとしても、度重なる溶岩の噴出ですぐに焼けてしまうようだ。

 ミュージアムの中にはたくさんのパネルがあって、ハワイ島の成り立ちや火山の原理について説明されている。時間があればゆっくり見たかったが、ツアーのため短時間の口頭説明のみであった。

ハレマウマウ噴火口

 1時25分、バスに再び乗り、今度は今見ていたハレマウマウを間近に見ることが出来るポイントへ向かう。ここはバスを降りてから10分ほど歩かなければならないが、徐々に小規模ツアーの有利性が証明されてくる。

 すなわち集合が早く、移動が迅速に行われるため、ポイントポイントでの観光時間が長く取れるのである。ちなみにこのような小規模のツアーは1年に数回しか出来ないそうで、本当にラッキーなんですよ、とガイドさんは力説していた。ハレマウマウ・クレーター

 さて歩く途中はごつごつした溶岩の上だが、この溶岩の形がすごい。

 キラウエアの溶岩は柔らかいことで有名だが、いわゆるチューブから歯磨きを押し出したような形になっていたり、波のようなうねりがあったり、人間の肋骨のような段差になっているものがある。色はほぼ黒色だが、中で石英のようなガラス質の鉱物が太陽の光を反射しきらきら輝いている。

 ビューポイントからの景色は素晴らしい。ほぼ円形のハレマウマウ噴火口の形や内部の様子がよくわかる。若干の植物も見えるが、微々たる物である。残念ながら写真の場合、広角でないと火口が近すぎて全部入りきらない。



クレーターロードへ


旅行記表紙へ


トップページへ