1999年 ハワイ旅行 準備編

8月は予約できず

 今年3月に長期でハワイ行きを敢行し、これで満足、と納得したはずだったのだが、帰国後旅行記をアップしたり、あちこちの掲示板で発言している内に、どうやら本格的なハワイ病に感染。ゴールデンウイークを迎える頃から、今後の日程表を睨み、行ける日を探し始めた。

 窮すれば通ず、の例えかどうかしらないが、8月中旬以降ならなんとかなるかも、というほのかな期待が芽生え始めた。そこで今年3月にお世話になったハワイアンコンドリゾートに、バニアンかパシフィックモナークかロイヤルクヒオに泊まれるかどうかをメールで問い合わせてみた所、なんとバニアンがOK、という返事が翌日返ってきた。

 こんなに早くメールが帰ってくるとは思っていなかったので、これは神様の思し召しか、なんて勝手な想像をしつつ、今度は航空券を獲得すべく全日空のフリーダイヤルに電話をしたところ、満席でキャンセルの出る見込みもあまりない、というつれない返事。この時期の正規格安航空券では全日空が一番安かったのでこれを選んだのだが、考えることは皆同じらしい。しかし他の会社では高すぎて予算が合わない。

 パックツアーや、旅行会社の格安航空券についても考えてみたが、我が家のように子連れでコンドミニアムを希望し、しかも通常の4泊を越えるような旅行の場合、どうもキャンセル待ちになる場合が多いような気がするし、制約が多く、値段も高く感じてしまう。

 航空券が取れそうもないことがわかり、宿泊の方も泣く泣くキャンセル。もちろんこの時点ではキャンセル料は必要ないのがせめてもの救い。

7月出発へ変更

 その後失意の時を1週間ほど過ごした後、再びハワイ行きへの情熱が高まり、またもや日程表を睨む。すると7月に、仕事の関係をやりくりすれば行けそうな気がしてきた。しかしこの時期の正規格安航空券は高い。予算を明らかにオーバー。

 折しもエービーロードが発売され、格安チケットのページをパラパラめくっていると、中華航空の2階席が以外に安いことを発見。食事はエコノミーだが席はビジネスということらしい。(その後採算が合わなかったのか、この制度はなくなりました)

 写真で見る限りリクライニングの角度も良く、幅も広そう。これならゆっくり寝られるし、食事だって中華航空はエコノミーでも比較的おいしい。空港使用料がないのも良いし、埼玉の我が家からの交通の便も良い。

 半信半疑で、女房にダイナステイというツアー会社に電話をかけてもらった所、これまたなんと1発でOKが出てしまった。いわゆるエコノミーの航空券とは1万5千円ぐらいの開きがあるので、こちらの方が取れやすいのかもしれない、と納得。早速仮契約となった。仮契約は1人1万円の前払いである。早速銀行振込をしてきた。

 本契約は出発1ヶ月前に残金の請求書を送るので、再度銀行振り込み、ということであった。6月中旬請求書が送られてきたので、貯金をくずし振り込むことにした。


宿泊先

 航空券が取れたので、再度ハワイアンコンドリゾートに上記の希望でメールを出したところ、今度はまったく空きが無い、という無粋な返事。唯一イリカイマリーナが空いている、との事であったが、ワイキキの町からかなり離れているので、子連れの事を考え、これはキャンセル。

 しかし同時に、上記の3つのコンドの中で、私の旅程期間中最も長く泊まれるコンドはどこで、それは何泊になるかを尋ねるメールを出した。それがわかればイリカイと組み合わせて使うのも、目先が変わって良いかも、という下心である。

 しかし返事が来ない。法外な要求だったのか、それともまったく空きがないのかどちらかだろうと勝手に判断して、他を捜すことにした。しかしここからが大変。これまでブックマークしていたバケレンのHPに行き片っ端からメールを出すが、すでに満室なのか返事が来なかったり、文字化けでメールが読めないから再度送ってくれ、とか、返事は来たものの、トータルの価格や税金についての記載がまったくなく、ただ「宿泊可能」とだけ返事をくれるだけだったりで、気ばかり焦る毎日になってしまった。

コム・ブリッジ

 そんな中、イリカイという文字で検索中、コムブリッジのHPらしきところにアクセスすることができた。ここは以前から名前を知ってはいたが、日本の業者ということで宿泊料は高いに違いない、という先入観があった。しかしながら、ロイヤルクヒオやパシフィックモナークという定番のコンドの料金表を見ると、それほど法外な料金ではなかったので、試しに電話を入れてみた。

 日本語が通じるので話は楽だ。しかし残念ながら希望の場所は空いていない、という返事。では逆に空いているのはどこかと聞くと、アンバサダーホテルなら問い合わせは必要だが空いているかもしれない、との事であった。

 アンバサダーホテルは、3月に行ったとき外観を確認してきたホテルだが、白っぽく比較的美しい。ただ立地条件がワイキキの西のはずれで、どこへ行くのも中途半端で子連れにはちょっとつらい。しかし部屋は70平方mでソファーベッドを利用すれば、ベッドは4つ用意できる、という。しかも宿泊料金が安い(1日73ドルぐらい)、ということで、とりあえず部屋が用意できるかどうかの確認をお願いした。

 この間の電話での対応は非常に良心的で、しかもこちらの質問にはわかる範囲で非常に丁寧に答えてくれた。パックツアーの業者に電話をかけたときの事務的な対応とはかなり違う好印象を持った。さらに日本語が使えるのであるから、これは今後利用の価値あり、と頭にインプット。

イリカイホテル、ワイキキバニアン

 数日後、朝メールをチェックすると、なんとハワイアンコンドリゾートからメールが来ており、前半イリカイホテル、後半バニアンを用意できる、との事であり(いずれも1ベッドルームでイリカイはオーシャンビュー)、アンバサダーの安さに魅力を感じつつも、子連れの移動の不便さを考え、また子供の遊び場所(前半ヒルトンハワイアンビレッジ前のビーチまたはアラモアナビーチ、後半はクヒオビーチ)を考慮し、2割ほど高くなるものの、イリカイ&バニアンに決定。早速メールで返信。

 ちなみにアンバサダーは用意できる、とのコムブリッジからの丁寧な電話が女房にあったものの、事情を話してキャンセル。代わりに予約したコンドの名前と料金を伝えると、安い、と驚いていた、と女房が教えてくれた。

 その後1週間して無事エアメールで契約書がハワイアンコンドから送られてきた。内容を確認し、イリカイはどんな感じのホテルだろう、と想像をたくましくしつつ、インターネットで調べたりしながら今日に至っている。



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