出発当日 羽田空港へ

出発

 前日までにスーツケースのパッキングを終え(といっても、行ったのは女房、私は当日の午前まで仕事)宅配を頼み、持っていくのは手荷物のみ。私の手荷物の中身は、カメラ、フィルム、フルート、機内用マスク、帽子、サングラス、パスポート、バケーションレンタル会社との契約書、息子の保険証書(約3000円)、航空券、各種の資料等。

 午前中に仕事を終え、一目散に家に帰り、昼食も摂らずに羽田へ向かって飛び出した。心はハワイの青空と波の音に向かい、羽田までの道のりがえらく遠く感じる。

JR

 池袋着2時半。浜松町に向けて外回りに乗車。ところが電車が動かない。今回の旅行では、この手の小事件が何回か起き、結果的には問題なかったが悩まされることが多かった。これは第1回目。なんと人身事故とのこと。

 ダイヤ調整らしいが、早く出てきて良かった、と胸をなで下ろしつつ、早く動けと心に念じる。それが通じたのかどうか、電車はまもなく出発し、徐行を繰り返しながら徐々に浜松町に近づいていく。浜松町からさらにモノレール。羽田に着いたのが3時半過ぎ。

 ここで再度小事件。中華航空はここからさらにバスに乗っていかなければならない、という表示。以前は歩いて行けたのに、いつの間に変わったのか。時間は充分余裕があるので、とりあえず私は軽い昼食を摂る。(ラーメン650円)

国際線ターミナル

 バスに乗って約10分。これで210円とは暴利、と言いたいが、最近のバスの相場を私は知らない。国際線ターミナルはきれいになっていた。軽食喫茶も食べてみようかな、と思えるほどの清潔感であったし、立派な売店もある。スーツケースの受け渡し場所もわかりやすくなり、トイレも以前に比べると格段の進歩だ。しかし時間をつぶす場所は限られているので、あまり早く着きすぎるのも考え物だ。

 5時を過ぎたので宅配カウンターに行きスーツケースを受け取った。あらかじめ往復を指定してあるので料金は3600円。行き帰り別々に頼むより若干割安。売店でのど飴を購入。210円。仕事を今日までに都合つけようとかんばったせいか、若干風邪気味なので、埃っぽい機内が心配。もちろんマスクも手荷物の中に入っている。

チェックイン

 5時35分、スーツケースを預ける。しかしまだ時間的余裕がある。6時半、出国手続きが始まる。列に並んでセキュリテイゲートを難なく通過。2階のラウンジ(待合室)に到着。ここはもうすでに国境。財布の中身を円からドルへ。ジュースを飲んで時間をつぶしているとまたまた事件。

 台湾からの飛行機が遅れているので出発が30分ほど伸びる、というアナウンスあり。一同がっかり。遅れた理由は不明。機械の故障だったらやだな、という不安が頭をかすめるが、気にしないことにする。

搭乗

 7時、ようやく飛行機到着。これから機内清掃、給油をする、とのアナウンスあり。7時40分待ちに待った搭乗開始。席はすでに決定しているので列の最後尾付近に並ぶ。ちなみに今回のチケットはあらかじめ送られてきており、出発カウンターの手続きがパック旅行と違って非常にスムースだった。

 座席は2階席。ビジネスクラスの席を、食事をエコノミーにして開放した物。座席の詳細は後述。

 8時離陸。定刻より20分遅れ。離陸後しばらくして飲み物、食事が提供される。中華航空の食事は比較的良い、と私は思う。その後寝る態勢に入るが、以外に揺れを感じる。

アッパーデッキ(2階席)の装備

 前方にトイレ、後ろに階段とギャレーという構成で、我々は最後列になった。天井が低く感じられるが、シートの幅は約55cm。テーブル等の装備を含めると1人分約70cm。足元は身長173cmの私が足を伸ばしても、前の座席の土台にくっつかないくらい広い。今回ラッキーなことに片側2列のシートに家族3人で座ったため、私の隣は空きとなり、非常にくつろげた。

 窓側にはタナがあり、この上に不要な物を置ける。唯一の欠点は肘掛けが持ち上がらないこと。エコノミーの席は肘掛けが持ち上がるので、3人掛けのシートでは子供一人がベッドのように長々と寝ることが出来る。もっとも足元が広いので、今回は子供はシートベルト着用のサインが消えるのを待って、足元で寝かせた。(後で考えるとこれは結構無謀な行為。乱気流を軽く見ている。最近はシートベルトは絶対にはずさない)

 我々の座席番号は14番だが、10番がちょうど非常口の前にあたり、足元はさらに広くなる。その他の装備では、各シートに液晶テレビが装備され、中身は映画、航空情報、ゲーム、アンケート等であった。また足台があり、靴を脱いでくつろげる。ちなみに中華航空は搭乗後使い捨てのスリッパをくれる。

 正直なところ、非常に寝やすかった。余裕があるのはやはりいいものだ。もっとも1人あたりの航空料金はエコノミーの格安チケットよりも数万円高くなる。ゲームはマリオと麻雀、カジノゲームのスロットマシンが時間をつぶせた。

本日の出費の合計

 約7000円(夫婦と4歳の息子一人)



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