アロハタワー
アロハタワーの基部に着くと、エレベーターがある。入場料を取るのかと思っていたが無料である。エレベーターは旧式なのか、上昇速度が非常に遅い。
展望台からの海側の景色は素晴らしかった。折しも雲一つない快晴となり、その青と海の青さのコントラストが抜群であった。しかしひとたび市街地に目を転じると、途端に風景はつまらないものとなった。ちょっと残念。
ゴードンビアージュ
アロハタワーというとどうしても男性はフーターズの方に目がいってしまうが、今回は店で作っている地ビールが飲めるという評判のゴードンビアージュに行ってみた。ところが店頭のメニューにはビールの文字が無い。代わりにごく普通のレストランのメニューが並んでいる。なんだ地ビールは別の店で記憶違いだったか、と思い窓づたいに移動すると、ちゃんと地ビールの瓶が並んでいる。
どちらがただしいのかよくわからないが、えーい面倒だから入っちゃえ、てな感じで入店。さて肝心のビールは3種類。ドライ、ミデイアム、そしてもう一つ。私は中庸が好きなのでミデイアムをオーダー。4$。女房はなんとミネラルウオーターを注文。これが3.3$もする。日本円にして400円ぐらい。高価な水だ。子供は定番オレンジジュース2.3$。合計チップを含めて12$の飲み物になった。
ビールはこくがあってうまかった。ミネラルウオーターも高価だ、という意識があるせいか、なにやらおいしく感じる。店全体としてはなにやらフーターズより格調高い雰囲気で、たぶん同じ雰囲気になるのを意識的に避けているのだろう。ここのビールはおすすめだ。常連さんらしき人のオーダーを見ていると、何やら飲み較べて注文している様子だった。
帰りのトロリー
帰りもトロリーを利用した。ワイキキ市内は初めカラカウア通りを走るので、その内クヒオ通りに動物園あたりから回り込むのだろうと勝手に解釈していたら、なんとニューオータニカイマナービーチまで行ってしまってびっくり。結局は戻ってくるのだが、ものすごい遠回りで時間的にロス。トロリーを楽しむには面白い。私はついでにフードパントリー前まで乗って、今日の夜シドが作ってくれる夕食に添えるフルーツを買うことにした。
マンゴー1.9$。パイナップル3.4$。そしてミネラルウオーター1.2$を購入。バニヤンに戻った。
夕食
ところが待てど暮らせどシドが現れない。我々は彼が食材を持ってきて夕食を作ってくれる、というふうに解釈していたので、夕食のおかずは特に買っていない。6時になり、7時になり、8時になった。もうこれ以上待って、例え彼が来ても我が家は早寝なので翌日にしてもらおうと思い、結局私は1人で飲み始めた。
従って夕食のメニューはまさに残飯整理。チーズ、ナッツ、ゆで卵、これにおにぎり。ちょっとみじめ。彼が約束を忘れたのか、私が日時を間違えたのかこのときは不明で、結局彼とは連絡がつかなかった。(これ以降彼とは徐々に疎遠になる)
夜の散歩
夜のクヒオ通り、カラカウア通りを一人で散歩してみた。と言っても時間は9時過ぎなので、特に危ないことはない。夜とは言っても想像以上に人が多い。しかも日本人比率が高い。みんな忙しそうに買い物をしている。
私はプラプラ歩きながら、路上で行われている芸を楽しませてもらった。この日遭遇したのは、衣服に豆電球をつけ、ロボットの動きをする人、同じロボットの動きでも、全身を銀色にした人、手品師、そしてフルート吹きのおじいさん。
私もフルートを吹くので、1$札を箱に入れ、私もフルート吹きます、とそっと伝えたところ、大感激してくれて、いろいろな笛を吹いてくれた。最後に上を向いて歩こうを演奏してくれたので、その途中にバイバイをした。
そこからの帰り道、ミニスカートの粋なお姉さん3人組に声をかけられたが無視。10時過ぎに帰って就寝。
今日の出費。約44$。