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ビッグアイランドキャンディの工場 |
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カラパナの溶岩台地 向こう側が海 |
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カラパナの海岸に打ち寄せる 台風の激しい波 |
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カラパナの海岸に打ち寄せる 台風の激しい波 |
7時に起きました。いつもの朝食を食べているとオーナーさんが来て「よく眠れましたか?」と聞いてきたので「Yes」と答えましたが、かなり台風の影響を心配していたようです。
台風はほぼヒロを直撃。その後は陸地にぶつかったことにより勢力が弱まり、進路も少し南にずれた結果、被害が大きかったのはハワイ島だけでした。
B&B周辺は風が強く、かなりの雨量でしたが、樹木が倒れる等の被害はなかったので、これなら出かけられるなと判断。
このときはまだ台風が南に少しそれて、ヒロの南にあるパホアやボルケーノ方面の被害がひどかったということに気がついていませんでした。
B&Bを少し遅めの10時に出発。先日はチェーン・クレーター・ロードから火山の水蒸気を見ることが出来なかったので、今回は尾根をはさんだ反対側のカラパナの方から見てみようと思い出かけました。
行きがけに「ビッグアイランドキャンディ」の工場を見ていきましたが、クローズ。そのまま一気にヒロの南東にあるパホアを抜け、南のカラパナへ。
途中、あちこちで樹木が倒れている様子が見え、また道路側に倒れかかった樹木を伐採している作業車を多数見かけました。
しかしこのときはまだ被害の大きさに気がついてませんでした。風が吹いたので樹木が倒れるのは当たり前、みたいにのんきに考えていました。
とりあえずカラパナを目指し、一番終点に到着。車を停め、溶岩の上を歩いていくと、200mぐらいで海岸に到着。
台風の名残の激しいうねりが海岸に打ち付け、その側で地元の方が海に向かって手を挙げて何かを唱えている様子が見えました。
こういう事が日常的に行われているんだなとちょっと感動。撮影しようかなと思いましたが、その厳粛な雰囲気に圧倒され断念。
この溶岩台地周辺から、クレーターがあると思われる方向を見ると、時折垂直に雲のようなものが立ち上がっていたので、ハレマウマウ火口と同じような蒸気かなと思いましたが、距離的にはかなり遠く、はっきり見えません。
写真も撮影しましたが、肉眼では見えても写真上では余りよく見えません。当然ながら溶岩が海の中に落ちていくとき生じるような激しい水蒸気は全く見えずがっくり。
まあ地元の方の詠唱の様子と、溶岩台地の上を歩いたという満足感のみで再び車に戻り、その先のルートを検討しました。
このカラパナ地区には、もう一つ溶岩樹公園という観光地があるのですが、そこへ行くためにはここまで来た道を戻る方法と、海沿いの道を進む方法の二通りがあり、当然私は海沿いの方jが景色がよいと判断し後者を選択。
これが間違いの始まりでした。