バスを降りると雨は上がっているものの蒸し暑い。目に見える観光客は先ほどのカップルだけ。何となく閑散としていますが、これは時間が早かったせいでした。
また観光客はバスを使わずレンタカーでの移動が多いみたいで、大きな駐車場に車が30台ぐらい停まっていました。
入り口で33ドルを支払い、受付のお姉さんに「どちらから」と聞かれ、「日本ですよ」と答えます。
すると、個人客は珍しいのか、たどたどしい日本語で「ようこそ」「楽しんで」と日本語で言われ、ちょっと嬉しくなりました。普通は皆さんツアーで来るところです。
この動物園ですが、広さはホノルル動物園の一番奥の方のサファリ地区一帯ぐらいですが、コンパクトにまとまっています。
またホノルル動物園同様、自然に配慮しているなと感じました。しかし一番大きな違いは、やはりそこにいる動物たちがオーストラリア特有のものであると言うことです。
入口を抜けると目の前に真っ白なオウム君がいました。日本語のパンフレットももらいましたが、そこには「お出迎えオウム・トロウラー」と書かれています。
なかなか可愛らしいのですが、「手を出すと突っつかれることがあります」という警告文もありました。確かにちょっと手を出したくなる雰囲気です。
オウム君を見て20mほど進むと左側に柵に囲まれた一角があって、その中にカンガルーのような小さな動物がいました。これがワラビー君。
私が近づいてもまったく逃げません。哲学的な表情で樹木を見上げているワラビー君の写真を撮影。
その後さらに接近し、背中を撫でましたが、別に嫌がる素振りも見せませんでした。
昆虫もそうですが、動物も好きなので、こうゆう状況は楽しめます。さすがオーストラリア。動物君達もゆったりとした生活をしているようで、人間をまったく恐れていません。
柵の外に出て、反対側にあった池を見るとペリカンが当たり前のようにいます。実はケアンズの海にも、潮が引いて干潟が表れると野生のペリカンが表れます。つまりどこにでもいるということです。
さらに進むと大きなケージがあって、そこに「ワライカワセミ」と「フクロウ」がいると書かれています。
中にはいると、目の前にカワセミ君がいました。頭でっかちなのが特徴です。これが目の前50cmぐらいのところにいます。
さすがに触ろうとすると警戒するので見るだけでしたが、体長30cmぐらい。ともかく近くで見ることが出来るのが楽しいです。