第8日目 カタマラン乗船を楽しむ

カタマラン乗船 ワイキキ
出航直後
カタマラン乗船 ワイキキ
上の画像の続き
カタマラン乗船 ワイキキ
この先からはずぶ寝れ
カタマラン乗船
途中で青白カタマランとすれ違い


 10分ほど待っていると乗船が始まりました。カタマランは乗り降り時にタイミングが悪いと下半身が波にぬれます。そこで乗船階段の下でお兄ちゃんが待機していて、乗るときのタイミングを教えてくれます。

 その指示に素直に従えばいいのですが、自分で判断して乗り込もうとするとかなりの確率で激しく濡れます。

 我々は素直に「待て」だの「乗れ」だのの身振りに従い、さして濡れることなく乗船。波しぶきが楽しめる網目のハンモックのちょっと後ろ側に陣取りました。

 やがてほら貝の「ブオー!」という音と共にエンジン始動。泳いでいる人たちをかき分けて沖に向かいます。

 ある程度まで沖に出ると、たたんであった帆をマストの天辺まではり、エンジンを切り、そこからは風任せで水面を疾走していきます。

 いつものことですが、ダイヤモンドヘッドを回りこむ頃になると海の色が変わり、突然白波が見え始め、風もビュウビュウ吹きつけ、帽子なんかは飛ばされてしまいます。

 「今日は特に風が強いから手荷物に注意してね」とか「前のほうは波をかぶるからね」というような話をキャプテンがしていました。

 その言葉通り、満潮で風が強いという好条件?が重なって、折り返し地点に近づく頃には、ハンモックの隙間から大量の水しぶきが上がり、それが風にのって乗っている人全体にシャワーとなって降り注ぎます。

 ハンモックと座席の間にある出っ張りに座っていた大柄の欧米人は、あまりの水しぶきに後ろへ避難。

 その分我々にもろに水がかかるようになり、着ていったTシャツはずぶ寝れ。そこに強烈な風が吹いて震え上がるという感じです。

 今回は特に水しぶきが激しかったので、ホノルルスクリーマーとほぼ同じようなずぶぬれ状態になりました。

 しかしそういった状態を予測してそこに座っていたので、別段苦にはなりません。たっぷり楽しませてもらいました。

 欧米人家族連れもキャーキャー言いながら水を浴びています。

 やがて残念なことにユーターン地点となり方向転換。向きが変わると、追い風になるため、残念なことに水しぶきが上がっても船の中には入ってきません。

 上下の揺れを楽しみながら、少しずつビーチに戻っていきます。途中亀が見えたらしく、乗員の方が何か叫んだ瞬間、欧米人が一斉に身を乗りだしたのですが、残念ながら顔を見ることは出来ませんでした。

 ワイキキ近辺まで戻ってくると、カタマランは水面をすべるように進んで行きます。ここまでくれば、あとは景色を楽しむだけです。

 やがてビーチに接岸。往復約2時間弱の楽しい航海?でした。陸に上がったところで、乗船直前に撮影した写真が出来ていました。今回安く乗れたこともあったので、記念になると思い購入。10ドルでした。

 しかしこの写真で改めて分かったのですが、どうやらついに息子の身長が私を抜いてしまったようです。(私の身長は172cmぐらいです)最初にハワイに来たときは、確か4歳ではなかったかと思いますが、そのときは腰の高さまでしかありませんでした。

 子供の成長は早いですね。写真を眺めながら、ちょっと感慨深い気持ちに浸っています。



ベーネ・ペッシェ


2011年 ハワイ旅行記


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