珍しい料理に度肝を抜かれる
グアバ風味フレンチトースト |
グアバの実のアップ、ブドウの風味? |
キッシュ、付け合せの芋がうまい |
シンプルなマフィン、持ち帰り用 |
さてメニューを見ても日本語の記述は一切無いので、基本的には無難なものを選択するのだが、その無難なものがどれなのかよく分からない。
「グアバ風味フレンチトースト」「キッシュ」「プレイン・マフィン」のようなものをオーダー。
飲み物は私がアメリカン、連れがラテ、母親がホットティー、息子がスプライト。飲み物を飲み、周りの客の様子を見たり、店内中央にあるお土産コーナーみたいな所を覗いたりして料理を待った。
待つこと15分ぐらい。グアバ風フレンチトーストが運ばれてきた。しかし・・・思わず目が点になってしまった。
「なんだ、これは。本当にこれがフレンチ・トースト?オーダーミスでは」とは思うものの、たしかにトーストらしきものも見えている。
一同驚きと苦笑いと不安感の交錯した顔を見合わせてしまう。まあ写真を見てもらおう。
先ず色がすごい。グアバの実が宝石のように散りばめられているのはいいのだが、色が赤紫だ。
これがトーストの傍らに寄せて盛り付けてあるのだと思っていたのだが、なんとカレーのように全面にかけられているのだ。
食べてみると、グアバの甘酸っぱさとフレンチ・トーストの味が絡み合い、絶妙なハーモニーが、と書きたいところだが残念ながらあまり口に合わない。
酸っぱさが際立ち、甘さと喧嘩している。色そのものもあまり食欲をそそらない。
それでも余すことが嫌いな私は少しずつ一生懸命食べた。
しかし食べてる様子が嫌々に見えたのか、先ほどの金髪のお姉さんが近づいて、カリフォルニアの明るさで「味はどうですか〜?」なんて聞いてくるものだから、思わず返答に詰まってしまい、思いついたのが「ストレンジ!!」これが精一杯。
お姉さん、「なるほど、ストレンジですか〜」みたいなことを言いながら、、うれしそうに去っていった。
ちなみにまずい訳ではない。またその他のキッシュやプレイン・マフィンはひじょうにおいしかった。
明るくカジュアルで隠れ家的で、店員さんはフレンドリー、味も独自の味を作り出していることから考えると、人気があるのがよく分かる。また来てみたいお店の一つだ。ちなみに値段はチップを含めて約40ドルだった。良心的と言えるだろう。