第十四日目 クヒオビーチ・フラショー

充実した一日を過ごすつもりだったが、平凡な一日になった

 息子とビーチに行き、ボディボードに挑戦したが、どうもうまく乗れない。混雑していることも一因だが、なにか決定的に乗り方が間違っているようにも思える

 息子はさかんに「フィンを使わないから無理なんだ」と生意気な口をたたいているが、どうもそれだけではないような気がする。まあ周囲の人も乗れていないようなので、我々だけの問題ではないのかもしれない。

 周囲ではサーフィンビギナーがぎこちなさそうに波にのっている。どうも乗るだけならサーフィンのほうが簡単に乗れるような気がしてきた

 ただし満足に泳げない私は、足の立たないところでこけたら、人生そのものがアウトになってしまうので、「よし、やってみようか」と息子にいいところを見せられないのが残念だ。しかし次回行く頃には息子だけサーフィンレッスンを受けさせるのもいいかもしれないなと考えた。

 まあそれはそれとして波と戯れるのは、例え泳げなくても面白い。しかし意外に体力を消耗することも事実だ。2時間ほど遊んでバニヤンに戻ってきた。休憩してちょっと早い夕食。


フラーショーを見学しながら、ロング・スティについて思いを馳せる

クヒオ・ビーチ・フラショー ワイキキ
大盛況のクヒオ・ビーチ・フラ・ショー
ワイキキ クヒオビーチ サンセット
この日のサンセットは見事でした


 クヒオ・ビーチのフラショーは相変わらずの盛況だ。車椅子と一緒だが、連れには芝生に座ってもらい、車椅子は傍らに寄せる。

 しばらく眺めていたが、今日はフラ教室の子供たちの発表会を兼ねているような内容だった。

 子供たちのフラは見ていて可愛らしく微笑ましいが、長時間では飽きる。私と息子は連れを残して、すぐ近くのいつもの堤防へ行き、サンセットの撮影と、この頃出没する黒いカニと戯れる

 サンセットを見ながら、来年は来れるかな、と感傷的な気分に浸る。この日はたまたまサンセットも美しく、感慨深いものがあった。

 帰りがけにABCで翌日の朝食用にパンやマフィン、パイナップルを購入。

 ついでにちょっと飲み足りなかったので、ビール売り場の横に置いてあった小さな「マイタイ」の瓶詰め?も購入。

 帰ってきて早速飲んでみたが、さすがに「ハレクラニ」の「マイタイ」に比べると味は数段落ちるが、マイタイらしい味はしていた。あと3日だというのに、特に大きなイベントも無く、この日は終了。

 もしハワイ滞在が一ヶ月、二ヶ月の長期になると、ほとんどの観光地は行きつくしてしまうだろう。従って今回のようにほぼ連日レンタカーで走り回ることも無いだろう。お土産を買いに行くといっても毎日買うわけでもない。生活費や滞在費の心配もしなくてはならない。

 必然的に、滞在中は安上がりで継続的に行えることを考えておかないと、本格的なロングスティは難しいのかもしれないなあ、と少しだけ本格的なロングスティの心構えを実感できたような気がした。

 いろいろなガイドブックには「ゴルフ」「英会話」「カルチャーレッスン」「サーフィンレッスン」等々いろいろ書かれている。しかし、自分にとってハワイに来て本当にやりたいことは何だろうか。ちょっと真面目に考えてしまう。

 定年まで後4年と半年。出来れば早期退職して数ヶ月のハワイ滞在を試みたいと考えているが、今の状態ではやることがなく、一ヶ月ぐらいで飽きてしまうかもしれない。



第十五日目 タンタラスの丘へ


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