第十二日目 ビショップミュージアム

改装中のビショップ・ミュージアムにがっかり

ビショップミュージアム メインの建物
メインの建物、改装中で展示は3分の1
ビショップミュージアム 新しい建物 火山
右が新しく出来た建物、良い景色が遮られた
ビショップミュージアム 火山の模型
火山の模型、上から噴煙?が
ビショップミュージアム ノーズフルートの演奏
珍しいノーズ・フルートの演奏風景

 モアナルアガーデンからH1の下の一般道を走り、「ビショップミュージアム」へ。リケリケHWに入り、200mほど進んで右折。再び100mほど進むと右側に入り口があって、すぐ駐車場だ。

 車を停めてスロープを登り入り口へ。以前は入り口のすぐ近くでチケットを販売していたが、どうやら変更になったようだ。土産物屋さんの奥になったらしい。チケットとみやげ物のレジを同じ場所で行っていたのでは混乱が生じるからだろう。

 すぐにみやげ物を物色しようとする連れたちを促して奥に進む。チケットを購入して中に入る。右側がプラネタリウム。さらに進むとメインの建物が右に見えてくる。

 以前には見られなかった建物が左に見える。なるほど、あれが新しく出来た建物かとは思ったが、この建物が出来たことによって、ワイキキ市街の景観が見えなくなってしまった。残念。

 メインの建物に入ろうとしたが、入り口には階段があって、なぜか車椅子用のスロープが見あたらない。

 これは困ったなと思いつつ中を覗くと係りのおじいさんらしき人が椅子に座っているのが見えた。そこでドアを開けてこのおじいさんに「車椅子なんだけど」と伝えると、すぐに立ち上がって、こっちに回ってくれと道案内をしてくれた。

 おじいさん、年に似合わず早足でどんどん進む。どちらに行くのかと思っていたら、建物裏手にも入り口があって、ここから入ってください、とのことだった。

 早速入って見学のつもりだったが、なんといつも見ているメインのフロアが改装中で3分の1ぐらいしか見られなかった。かなり不満だ。

 30分ほど見学し再び外に出る。ちょうど庭で「フラショー」が行われる時刻だったので連れと母親はそちらへ。私は息子と共に新しく出来た建物に入ってみることにした。2階建ての真新しい建物である。

 この建物のコンセプトは火山。火山について体験的に学習できるというのが触れ込みのようだ。入り口を入ると左側に大きな火山を模した模型がある。大きいので迫力はあるが、大人の目からは造りが粗雑に見える。

 この火山の脇に地下へ下りる通路があって、その先は薄暗い中にいくつか火山について学べる体験的な展示がある。しかし壊れてまったく動作しないものも多くあり、全体的にはいまいちの印象。もう少し改善の余地がある施設だと感じた。折角作った建物なのにもったいない。ここも30分ほどで見学を切り上げ、フラショー見学組に合流した。

 ステージでは英語で解説しながら演奏とフラショーが行われている。今回初めて「ノーズフルート」の演奏風景を見ることが出来た。これは収穫だ。ノーズフルートは文字通り鼻息で演奏する笛だが、なかなか渋くてなんともいえない哀愁漂う音が出る。試しに吹いてみたいが、慢性的なアレルギー性鼻炎の持ち主の私には難しいようだ。フラショーのダンサーは一人だったが、なかなか美しい人だった。



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