第十二日目 モアナルア・ガーデンへ

天気が悪い日は何して遊ぶ?

 6時に起きた。今日は実は「ダイヤモンドヘッド早朝登山」を目論んでいた。昨日はワイキキの中で遊んでいたので比較的体力に余力があるように感じたので、朝食前に息子と二人で登ってくるつもりだったのだ。

 ところが夜半から雨が降り、起きてみると空一面雲だらけだ。テレビで天気予報を見てみると、どうやら今日は雲が多い一日のようだ。折角登るのに、頂上から見たときワイキキ市街が煙っているようでは登ったかいがない。こんな日は珍しいのだがしょうがない。

 朝食を食べながら、雨の日の事前策を考える。もちろんコンドミニアムで一日のんびりという手もあるのだが、じっとしていられないのが我が家の性分。雨が降ろうと雷が鳴ろうと、建物に入ってしまえば関係ない。というわけで行きたい候補をリストアップ。

 「カハラモール」「ワード」「アラモアナ」「ビショップ」「ドンキホーテ」「パールリッジ」「ハワイカイ」「ワイケレ」辺りが候補地となった。この中から「ビショップ」を選択。行く前にちょっと足を伸ばして、これまで一度も行ったことのない「モアナルア・ガーデン」に寄ってみることにした。

モアナルア・ガーデンで「この木何の木」を探す

モアナルアガーデン いつものようにカパフル通りを北上しH1に入る。途中空港との分かれ道があるが、そこを直進しモアナルアロードに入る。1kmほど進むと「モアナルア・ガーデン」への側道がある。さらにこの側道に入って100mぐらいで、小さな横道がある。これを右折すれば、自然に駐車場に入ることが出来る。私は側道を入ってから小さな道を見つけるのがちょっと遅れて急ブレーキ気味になった。

 時間は9時20分。まだ早いせいか駐車している車は少ない。一番奥に車を停める。雲行きが怪しく、いつ降ってきてもおかしくない状態だ。駐車場から公園内に足を踏み入れると、あちこちに「この木何の木」と思われる木がある

 みんな同じ格好をしているので、どれが本物なのか区別が付かない。しかしまあ真ん中辺にあるのがそうだろうと勝手に判断して近づいていく。広い園内に10名ぐらいの観光客が散らばっているが、だいたい日本人のようだ。

 近づいても別にどうということはない。単にコマーシャルに出た、という話題性だけであるから、ぐるっと一回りして記念撮影をすれば、観光は終了だ。あっけない。しかし近くにベンチがあったので、これに腰掛けてあらためて大木を見上げると、まあよくこんなに大きくなったなあという一種の感慨を覚える。

 と同時に、あんなに枝を広げて、折れないように幹が枝を支えている力はいったいどのくらい何だろうか、とちょっとだけ職業病が顔を出す。10分ほどつまらない事を考えていたら、雨の神が怒ったのか、急に降ってきた。一同急いで車に逃げ込む。およそ15分間の滞在だった。



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