カメと対面後、タートルベイで昼食

カメとご対面

タートルベイでランチ
タートルベイでランチ
タートルベイでランチ
レストランから見たタートルベイのビーチ
タートルベイ タロイモのクレープ
豚肉のはさみ揚げ
はさんである外身の皮がおいしかった
ビーフと野菜の・・・
ビーフと野菜の・・・
肉が柔らかく、味付けも良かった
リゾット
長粒種のお米がちょっと硬かった
あまりお目にかからない味付け

 なんだ亀はいるじゃないか。そう思って改めて周囲を見回すと、あちこちで亀が長い首を突き出している。突き出している時間が数秒なので、じっと見ていないと分からないのだ。

 よしそれでは近くで亀を見てみようということになり、足場の悪い斜面をズリズリ滑り降りビーチへ。すると波打ち際に体長1mを越す亀が何匹もいる。どうやら岩についた藻を食べているようだ。

 一同夢中で亀を観察する。しかし見られている亀は人間に対してまったく興味を示さない。のんきな奴らだなあと思って回りを見回していると、何やら右手の砂浜方面に人だかりを発見。

 足の速い私が偵察に行くと大きな亀が砂浜にあがり、観光客の真ん前で堂々と岩についた藻を食べている。急いで家族を呼び、記念撮影。触ってはいけないことを知っていたので、遠巻きに見ていたが、どうやら自然保護の係員がいるようで、赤いロープを周辺に置き、これより中には入ってはいけませんと指示された。

 係員のお姉さんが可愛らしかったので、つい話をしたくなってしまい、「この亀何歳ぐらいでちゅか」と尋ねる。相手が胡散臭い東洋の観光客であっても、お姉さんはあくまで明るくさわやかである。丁寧に「う〜ん、30〜40歳ぐらいですね」と教えてくれる。

 およそ15分ぐらいいただろうか。やがて砂浜の亀は悠々と海に帰っていったようだ。ここまで見て一同大満足で車に戻った。

 カイルア辺りで、亀が茶色いぼろ雑巾のように海面に浮いて来るのは何回も見たが、ビーチにあがっているのを見たのは初めてだ。感動と共に自然を大切にする重要性を教えられた思いだ。

タートルベイで優雅に昼食を摂る

 亀を見て満足したら、途端に腹が減っていることに気がついた。時間は11時半だ。よしそれなら思い切って「タートルベイ」まで向かおうということになった。車に戻り、先を急ぐ。「ププケア」の前を通過し、ひたすら直進。

 実はタートルベイはこれまで行ったことがない。入口を通り過ぎることは何回もあったが、ゴルフ族のリゾート地というイメージがあって敬遠していたのだ。しかし今回連れのお母さんの思い出の地というがきっかけになって、訪れてみることにした。

 入口を左折し、ホテルと思われる建物を目指して進むとゲートがあった。やはりセキュリティには気を使っているのだろう。ちょっと緊張する。「ランチを食べに来たんよ〜」というと、笑顔でバーを上げてくれた。ゲートを抜けしばらく進むと駐車場があった。車椅子のことを考え、なるべく奥に入れる。


 駐車場からちょっと坂を下ったところにオープンエアのレストランがあったので、迷わずここに決定。名前をメモするのを忘れてしまった。席につき、メニューを物色。愛想の良い、洗練された雰囲気のお兄さんが、私がカメラで周囲を撮影しているのを見て、家族一同を撮影してあげましょうと明るく申し出てくれる。お言葉に甘えて記念撮影。なかなかうまく撮れていた。

 頼んだのは「タロイモのクレープ」「ビーフと野菜とライスの炒め物」「キノコのリゾット」。連れがシイタケを嫌いなので、「ここにいる彼女はシイタケが大嫌いなんですよん。でもって出来たらリゾットからシイタケ無くしてもらえたらうれしいんだけんど」と訳の分からない英語で申し出ると、なんとか通じたようで、わざわざ厨房まで聞きに行ってくれた。結局出来ないことが分かったのだが、その努力に敬意を表してそのまま注文することにした。 


 結果、リゾットはちょっと味が我々には合わなかったが「豚肉と・・・」「・・・の炒め物」の方はなかなか良かった。珍しく4人で3種類も注文したもんだから、最後はリゾットが残ってしまい、私が一手に引き受ける羽目になった。その結果夕食時になってもちっとも腹が減らず困った。

 ちなみに価格の方は飲み物、チップを入れて60ドル。雰囲気や料理の質、量を考えると妥当かなという気がする。一同膨らんだ腹をさすりながら店を出て、どっこらしょっと車に乗り込み、ププケアを目指す。来た道を引き返すのだ。


ププケアビーチ


2008年旅行記目次


表紙に戻る