第一日目 REWA、CIMY

REWA社が見当たらない!!

 スプレー没収事件に続いて、第二の事件がこれ。意気揚々?とタクシーを降り、いつも利用しているREWA社に向かう。タワーTの四階だ。エレベーターを降り、いつもの入り口を入ろうとすると「?????・・・・」目が点になってしまった。

 まったく別名の会社のプレートがかかっていたのだ。「あれ、勘違いか。REWAはタワーUだったかな。でもいつもここに来てチェックインしていたようなあ」と思いつつ家族にREWA社のプレートが見当たらないことを告げる。

 家族一同も、宿泊予約は私に任しているので、何が起きているのか分からない様子。「会社がなければチェックインできない。チェックインできなければ宿泊場所がない」ということを説明し、ようやく事の重大さに気がついた様子。車椅子なので身軽に動けないため、私が単独タワーUの四階を確認してくることにした。Uへは駐車場経由で簡単に歩いていける。

 しかし私の記憶どおり、タワーUはまったく覚えもなく、もちろんREWA社も存在していなかった。再び取って返し、予約確認書を詳細に読むと、チェックインはタワーTの4・・号室と書いてある。もちろんその部屋の会社名はREWA社ではない。しかし悩んでいてもしょうがない。「ええい、どうにかなるさ」という気合をこめて単独その見知らぬ会社でREWA社の行方を尋ねてみることにする。

 入り口を入り、オフィスで働いているおばさんに「すんませ〜ん!」と声をかけると、なんとすぐに「オー、ミスター・・・・?」という私の実名が返ってきた。なんだここで良かったのかと安堵の気持ちと、でも会社名が・・・という不思議な混乱が生じる。

 おばさんは「REWA社の社長?のお母さんが病気で倒れて、事業をこの会社が引き継いだんですよ」というようなニュアンスの言葉をぺらぺらしゃべって教えてくれた。お母さんの体調が悪いことは知っていたので、話はなんとか理解できた。ともあれ予約もきちんと行われていることが確認でき、3時まで待たずに部屋のキーももらうことが出来た。

 ちなみに新しい会社の名前は「CIMY」という会社で、どうやら親戚関係にあるらしい。このことは帰国後、REWA社のホームページで確認した。予約は今もこのページから出来るようだ。1泊125ドルと書いてあるから、相場としては安いほうだと思う。部屋のメンテナンスはしっかり行われている。


宿泊した部屋

 部屋の詳細については別のページにまとめる予定だが、今回は2部屋予約した。どちらも低層階の部屋だが、タワーUの海向きの部屋で、眺望はそこそこ良い。

 10階はツインベッドで標準的なバニヤン仕様。後で分かったことだが、この部屋のオーナーは日本人だったようだ。17階はキングサイズのベッドが一つど〜んと置かれた角部屋だった。内装が凝っている部屋で、今回初めて経験したアジアン風、特にインドネシアやバリ風の部屋だった。

ワイキキバニヤン 10階のベッドルーム ワイキキバニヤン 10階のラナイからの景色
10階の部屋のベッドルーム ラナイからの景色、海はギリギリ見える程度
ワイキキバニヤン 17階のベッドルーム ワイキキバニヤン 17階のキッチン
17階の部屋のベッドルーム 角部屋なのでキッチンが通常とは違う場所にある

 部屋に入った瞬間、お香?のにおいが漂い、あちこちに置物や造花が飾られ、さらに空いている壁面には鏡が貼られ、部屋全体がひじょうに広く見える。

 キッチンカウンターは通常の場所ではなく、奥まった部分に設置されている。これは配置図を見ないと分かってもらえないだろう。従ってリビングがひじょうに広く感じられる。一番東側の角部屋なので、東側の窓からはダイヤモンドヘッドの一部が見える。面白い部屋だ。



夕食はフードパントリの弁当


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