宿泊場所は、やはりバニアン

業者の選択

 我が家の定番宿泊場所は言わずと知れたワイキキ・バニヤン。庶民的なコンドミニアムで使い勝手が良い。部屋の広さ、設備、コンド全体の施設はもちろん、立地条件もそこそこだ。

 100%満足とまではいかないかも知れないが、すべての点でそれなりに満足できる。というわけで、航空券が決まったところで、早速宿泊の手配だ。さてどこにするか。

 実は航空券が決まる前から掲示板等で情報交換をして、それなりの業者の候補が決まっていた。というのも近年ワイキキの宿泊料金は毎年5〜10%ずつ上昇していたため、同じバニヤンであっても業者によって値段設定が倍ぐらい違うからだ。

 もちろん高い料金をとるところはそれなりに高層階を保証するとか、海が見えるとか、いろいろ良い条件がつくのだろう。しかし一般的に言うと日本の大手の旅行業者の値段設定は少しばかり高いように思う。

 コンドやホテルの値段設定は、

 業者の規模、業者の関与度(うまく書けないが直接管理している業者か、間にたって仲介している業者かの違い)

 部屋の階数(当然上の方が一般的に高くなる)、向き(海が見える南向き、ダイヤモンドヘッドが見える東向きが高く、山側が比較的安い)

 バケーションレンタルかホテル仕様か(ホテル使用は毎日シーツ交換等が入る)

 部屋の内装、室内の家具のグレード(特にバケーションレンタル)

 宿泊する時期、宿泊者の滞在日数(長期なら当然安くなる)

 宿泊人数(バニヤンはソファーベッドを使えば一部屋に大人4人が宿泊できるが、ホテル仕様の場合宿泊人数が二人を越すと価格が上がる事が多い)等々様々な条件が絡んで決められている。

 というわけで、安く長くをモットーにしている我が家の家族旅行の場合は、信頼の出来る業者で安いところという、眞に身勝手な条件がつく。その結果、ここ数年はバニヤン4階にオフイスを構える家族経営のREWA社にお願いしている。

 ここの良いところは家族経営なので、小回りが効く。ちょっとした要望にすぐ応えてくれる。予約時の返事もひじょうに早い。部屋の管理が行き届いて、今まで部屋の施設面で嫌な思いをした事がない。バニヤンの中にオフイスがあるので、困ったときにすぐ伝える事が出来る。

 欠点ももちろんある。一番きついのは日本語がまったく通じないこと。所有している部屋数が20〜30ぐらいと、リゾートクエスト等に較べると少ないこと。長期滞在の割引がなく、常に1日料金であること、などだ。ただしホームページ上には明らかにされていないようだが、リピーター割引というのがあるらしい。我が家は恩恵に属している。

 安さだけを考えるならハワイアン・コンド・リゾートも良いのだが、イートンスクエアまで鍵を取りに行かなくてはならないし、バニヤンに持っている部屋数が少ない(たぶん3部屋ぐらい)のが欠点だ。室内の家具のグレードもREWAに較べて少し落ちる。

 アストン系(現リゾート・クエスト)は信頼できる大手の業者だと思うが値段設定がこれまでは高かった。(今年は長期格安プランを見つける事が出来た)

 その他インターネットで検索していくと個人で運営している部屋もずいぶんあるようで、中にはオーナーが日本人という部屋もある。これらはやはり人気があるようで、かなり先まで予約が埋まっているし、部屋数も少ない。

 ハワイに住んでいる人やメインランドの人がオーナーという部屋もあるようだが、英語のやり取りと金の支払方法が個人個人違うので、予約は結構面倒だ。さらに調べていくと仲介だけの業者があったり、不動産会社が持っていたりとややこしいことこの上ない。

 今回掲示板で教えていただいた業者は、ハワイ愛好家の中では比較的有名な業者として名が通っている。私も実際に予約こそしなかったが、過去メールで何回かやりとりをしたこともある。UIトラベルや栗田ツアーズが該当する。

 また格安航空券で有名なHISも安い部屋を提供しているという情報も頂いた。さらにハワイのサイトでは有名な「ハワイの歩き方」や「モーハワイ」でも格安プランを用意しているようだ。

 この中からどの業者を選ぶか。今年の我が家の条件はいつもより厳しい。母親も同行するので、同じフロアで近い部屋を二部屋という条件付だ。この段階で、個人所有等の部屋数の少ない業者は省かれる。この条件が最優先されるので、階数や眺めはすべて後回しになる。

 宿泊日数は例年の通りほぼ2週間なので、できればウイークリーレートがあるほうが望ましい。時期は8月上旬からお盆後まで。この時期は部屋も込み合うので、人気のある業者から安い料金を引き出すのは難しいだろうと判断した。



業者決定


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