チケット購入、顛末記

チケット獲得

 翌24日。仕事から帰ってきて、再びパソコンの前へ。昨日と同じようにマイレージの特典航空券が予約できるかどうかをチェック。当然無理。無理だと分かっていても一応チェック。続いて残席確認。わずかだが減っている。心臓の鼓動が早くなる。誰だ、断りもなく予約したのは。とパソコンの前で理不尽な悪態をつく。

 ANAのサイトへ行き、ハワイ便の時刻を確認。ここ数年ほとんど変わっていない。帰国便の朝の時間が早いのが気になる。また機材もジャンボより一回り小さい。

 個人的な主観だが、小さいほうが空気の揺れに反応しやすい気がする。大型タンカーと小型船舶の揺れの違いだ。今年は母親も行くので、やはり揺れが少ないジャンボがいい。とすると・・・。再び思考はJALに戻る。頭の片隅に、予約しちゃおうかな、という文字がさりげなく浮かんでいる。

 思考が、「すぐに予約」と「特典航空券キャンセル待ち」、「臨時便発表」という3つの選択肢の中を行きつ戻りつしている。半分夢遊病者だ。

 残席の座席表をため息交じりに眺めていると、息子が傍らに来てこちらの苦労も知らずに「座席指定は窓際ね」なんて生意気なことまで言うようになった。思わずむっときて、今日はこれでお仕舞い、と自分の気持ちにけりをつけるために息子に向かって声を荒げてしまうところが情けない。

 しかし、一旦行くぞと決めたら迅速に事を運ぶのが私の信条。翌25日、夕刻。昨日と同じようにJALのサイトを巡回。またしてもわずかだが残席が減っていることを確認して決意。よし、予約だ。

 決めてしまえば後は簡単。便の確定。座席にテレビが付いているもので、バニヤンへのチェックイン時刻を考え、あえて遅めの便を予約。成田発22:00、ホノルル着10:25。これで空港手続きを経てワイキキに向かえば、チェックイン時刻まであまり待たされることはないだろう、という判断だ。

 座席は4人なので本来中央4席が良いのだが、ここは息子に妥協して家族は左側3席、私は通路側1席を確保。私は少しでも足を投げ出してゆっくりしたいので通路側がいいのだ。

 さらに座席を細かくチェックすると1階席と2階席がある。2階席は天井が低いが、3列3列の構成で乗客も少ないため1階席に較べてざわめきも少ない。しかも翼の前に位置するのでエンジンの騒音も少ないように思える。というわけで2階席を選択。

 帰りは朝ゆっくりするために12:30ホノルル発を予約。成田15:25着なので、そこから我が家までの2時間半を考えると、ちょうど良い時間に帰宅できる。

 座席は2階席だが、残念ながら離陸後にワイキキ市街を見渡せる左側は確保できなかった。これで予約完了。支払はクレジットカードなので、来月の支払に備えなくてはならない。ついにハワイに行く事が決定した。次は宿泊場所だ。



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