レンタカーを返却

レンタカー返却

 バニヤンに戻って、午後の最初の行動はレンタカーの返却。3時までに返却しなければならないので、特に行くところが無ければ早めに返却して、後はゆっくりワイキキで過ごそうと言う計画だ。ただ返却時に心配な事が一つあった。

 それはププケアBPでの出来事。ここに行くとき、すぐに海に入って魚を見たかったので、バニヤンで水着に着替えて出発した。BPに到着したまでは良かったのだが、すぐに海に入りたかったため、車のキーをロックして、そのままキーを水着のポケットに入れた

 海に入る前に気が付けばよかったのだが、意識はすでにシュノーケルと水中の魚たちに向かっていたため、ポケットにキーを入れたままシュノーケル。帰る段になって、キーを取り出そうとしてようやくキーと一緒に泳いでいたことを思い出すお粗末。当然電子開錠はアウト。まったく反応しない。

 機械的にキーの穴に差し込んで回せば使えるので、その内内部が乾けば使えるさと気楽に考えることにしたが、結局返却時まで使えなかった。これをいったいどうしよう?なんて考えながら、バニアンを出て、アラワイ運河沿いに走った。

 あっという間に返却場所に到着。すでに返却されている車の後方に停車すると、すぐにお兄ちゃんが近づいてきて、我々の降車と同時に内部チェックが始まった。何も言わなければ気づかれることはないと思ったが、やはりここは誠実に対応した方が良いだろうと判断。

 恐る恐る点検真っ最中のお兄ちゃんに、「Excuse me. I am sorry. I dropped this key in water」と、本当は一緒に泳いだのだが、落としたことにして自己申告。すぐにお兄ちゃん、真剣な表情でキーを取り出し、何回か電子キーを作動させようとするが、もちろん動作しない。

 動作不良を確認すると、カウンターの方に来るように指示されたので、そのままカウンターへ。お兄ちゃんがカウンターのお姉さんに何事か耳打ちすると、今度はお姉さんが電話を取り上げ、どこかに電話。なんか早口の英語で会話をしているが、まったく聞き取れない。

 その真剣な様子を見て、いささかびびってしまったが、やがてお兄ちゃんが電話の回答を理解したのか我々に向かって両手の親指を立てて、笑みを浮かべながら大声で「OK!」と叫んでくれた。思わずサンキューの大声で答えてしまった。

 (実は今回もレンタカーのプランは昨年同様らくらくプランだったので、保険等はすべてカバーしている。従って自損事故を起こしても支払いは一切無い筈。ましてやキートラブルぐらいはと、頭では分かっていたのだが、所詮価値観の違う外国であるから、その通りに行くとは限らないことを理解していたし、ましてや相手に悪意があれば、適当に早口の英語で誤魔化されていくらかのドルを支払わされるかもしれない、ということを意識しながらのやりとりだった)

 ほっとしたその勢いで、帰りにDFSに行きたいんだけど(本当はDFSではなくワイキキSP)とお姉さんに伝えると、うしろで待っててねという指示。そのまま後ろに回り待っていると、5分もしないうちにシャトルの運転手が近づいてきて、乗ってくださいの意思表示。乗客は我々だけで、またもや貸しきり状態。シャトルはDFSの地下駐車場で停車。 



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