第6日目 カハラモールからコオリナへ  

カハラモール

 6時半に起床。散歩のついでにABCでお気に入りのチャウダーを購入して朝食の足しにする。空を見るとあまり天気が良くない。ハワイでは珍しくぐずついた天気だ。これもやはり異常気象の影響だろうか。これは遠出をしても、屋外ではあまり楽しくなさそうだと考え、近場で楽しめる場所を考えた。

 相談の結果、慣らし運転も兼ねて「カハラモール」に行くことにする。ここは昨年も慣らし運転を行ったが、ワイキキの混雑をすぐに抜け出る事が出来て、郊外のドライブの雰囲気を味わう事が出来る。時間的にも、15分ぐらいだ。

 カハラに行って何をするのかは特に決めていなかったが、映画館があるので、なにか楽しめるものがあるといいなあぐらいに考えていた。バニヤンを出てまっすぐ南下。カラカウア通りを左折し、中央車線をキープすると自然にモンサラット通りに入る。そのまま2車線の道を進むと、途中で1車線になり、これがダイヤモンドヘッドの北側を回り込むバスルートになる。バスと同じ道を走り、ダイヤモンドヘッド登山口を通過した次の交差点を左折。

 右車線に入り、しばらくいくと大きな交差点。ここが一番厄介だ。というのも、ここは4車線の道路が交差している大きな交差点なのに信号が無く、東西南北の全方向に一時停止の標識が立っている。この手の交差点は、最初に交差点にたどり着いた車から、周囲を良く見て順に通過していくのだが、たまたまあちこちから同時に車が来た場合は、ひじょうに混乱する。

 カハラモールの場合、行きは右折なので特にそれほど神経は使わないが、帰りは左折なので、あちこちキョロキョロする羽目になる。幸いにして交通量が少ないのと、ハワイのドライバーが比較的親切で、道をゆずることに長けているので助かっている。

 交差点を右折すれば、あとは道なりに進めばよい。最後の左折が面倒に思えるが、なんのことはない左折レーンがあるので、そこで対向車が途切れるの待てば良いのだ。

 走っている台数が少ないので、すぐに車列は途切れる。意外なことに駐車場が面倒だった。一方通行の進入路が交互に現われるのだ。すでに停車している車も多く、結局端っこのほうまで進む羽目になってしまった。

映画館

 ロングスの入り口から入ったが、モール内は時間が早いせいか空いていた。中央のフードコートで朝食のようなものを食べている人が多い。それを横目で見ながら映画館の方に進むと、何やら記憶と違う情景が。近づいてよく見ると、なんと映画館入り口付近が板張りになっていて、無情な「closed」の貼り紙が。ココマリーナやワードを利用してくれとの説明書きもあった。がっかりしてUターン。

 「ロングス」に再び戻り、若干の土産用の食料品を物色。格別安いというわけでもなさそうだったが、フードパントリーよりは条件が良さそうだ。早々に切り上げ、いったんバニヤンに戻ることにする。およそ15分のドライブで、再びバニアンへ。車の運転はまったく問題ない。

 ラナイから空を見上げると、案に相違して天気が良くなってきた。天気が悪いのは午前中だけらしい。再び家族と午後の予定を相談。どうせなら昨年気に入った「コオリナラグーン」に行こうかと提案。息子もYも昨年の好印象を覚えていたので、すぐに決定。
 
 昼食は弁当を「Me BBQ」で調達して、これと飲み物を持参しようということになった。注文はこれまた前回気にいった「サニーズコンボ」。ただしこれだけではご飯の量が不足することがわかったので、サイドオーダーとして「ご飯だけ」を注文。これで安心してご飯を食べることができる。

コオリナへ
 
 コオリナはワイキキからはかなり遠い。まっすぐ道を間違えずに進んでも1時間弱かかる。急いでバニアンの駐車場にとって返し、すぐにレンタカーで出発。クヒオ通りを動物園方向に進みT字路を左折すれば、料理の有名店の多いカパフル通りだ。これを北上して、車線さえ間違えなければ自然にH1に入る。H1への入り口がちょっとわかりにくい。
 
 一般にハワイの道路標識の文字は小さい。小さい上に地名がハワイ語特有のローマ字で、見分けがつきにくい。真面目に読んでいるとあっという間に交差点を過ぎてしまう。

 昨年はそれがもとで、ずいぶん車内が険悪な雰囲気になった。今年H1に乗って注目したのは「H1」という文字と「WEST」という文字。この二つを押さえておけば、ともかくオアフ島の西の方に行くことができる。これにより道路を間違えることはなくなった。
 
 しかしH1は混んでいる。特にダウンタウンあたりまでは、昼間でも多くの車が走っている。一般道路ではひじょうにマナーの良い運転手が多いのだが、なぜかH1では割り込みや追い越しが激しいように感じる。特に後から車間を詰めてくるのはひじょうに不愉快だ。

 だいたい50マイルという速度標識なので、時速に直せば80km。これで車間が10mぐらしかないので、最初は本当に運転しにくかった。追突させれるのではないかと冷や冷やもんだ。(過去に日本で追突された経験がある。私の方にはまったく過失がない状態でだ)
 
 とりあえず後ろの車はあまり気にしないことにして、前方の車との車間をあけるようにして運転した。車線は一番右から2番目をキープ。一番右は出口への一方通行になることが多く、中央よりは速度が速いからだ。あとは極力車の流れに乗るようにして、目的地への車線を選んでいく。

 ダウンタウンやホノルル空港を過ぎると車がぐんと減ってくる。思わずスピードを出したくなるが、速度違反は厳しいことを知っているので、50〜55マイルをキープ。途中何台も覆面パトカーに停車させられている光景を見る。
 
 やがてH1が一般道路につながり、左に「コオリナ」の建物が見えてくる頃、右の測道に入る。ここから先は一本道だ。途中オアフ島唯一の旧シュガートレインの線路を越すあたりで、検問のゲートがある。

 昨年も出くわしているゲートなので、今年は気が楽だ。(昨年はこの地点で追い返されると思った)聞かれることは訪問の目的らしいので、あらかじめそれを予想して、「enjoy swimming」という言葉を頭の中に用意しておいた。



ハワイ 第6日目(その2)へ


旅行記表紙に戻る


トップページヘ