コオリナラグーンでシュノーケルに挑戦

ラグーン4

コオリナラグーン
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 ゲート前で予想通りの質問を受け、準備したとおりの答えを笑顔で答えると、相手のお姉さんも笑顔で「はいどうぞ」のジェスチャー。なかなか気持ちがよい明るい笑顔だ。

 そのまま道なりに進んでいくと、右手に1から順にラグーンが現れる。ただし一般車が停めることができる駐車場はラグーン4の駐車場しかないようだ。(これは間違い。どこでも停めることが出来ます)
 
 ラグーン4の駐車場にもゲートがある。駐車できることを知らないと、ゲートを見てすぐに引き返してしまうだろう。ここも昨年の経験がものを言う。

 動じることもなく車を進め「Can I park here?」と受付のお姉さんに大声で叫ぶと、すぐにどうぞのジェスチャーとともに入り口のバーをあげてくれる。

 そのまま進入すると、50台ぐらいの駐車スペースが現れ、その右側がラグーンだ。奥にはトイレ兼更衣室がある。駐車場とビーチの間には椰子の木が植えられていて、その下は芝生が植えられていて、緑と白い砂浜、青い空と海という構成が高級リゾートの雰囲気を醸し出す。

 車を停め、ここまで特に障害もなく到着したことにほっと一息。待ちかねたようにビーチグッズを取り出し、椰子の木の木陰へ。まずは昼食だ。

 美しいビーチが待っているので、やけに食べるのが早い。食後、私と息子は軽く体操をして水の中へ。ラグーンなので波はほとんどない。深さはラグーンの入り口付近が一番深いと思われる。水の色で判断すると、たぶん2m以上あるだろう。

 後で聞いたことだが、この4つのラグーンは人工的なもので、当初はJALが高級リゾートとして開発を手がけたらしい。しかしバブルの崩壊と共に荷が重くなり、それをマリオットが購入したようだ。ラグーンもただ漫然と入り江の形を作ったのではなく、潮がきちんと循環するような構造になっていて、それが透明度を維持する要因らしい。
 
 当然ながら潮の流れの速い、中央付近には水泳初心者の私と息子は近づかない。砂浜近辺で、砂浜と平行に泳ぐ。泳ぎ飽きたら両サイドにある磯付近に生息する魚の観察だ。最初に水泳用のゴーグルをつけて潜る。岩と岩の間に多数の魚が見える。水深は深いところで1m。それ以上のところは行かないように注意する。


シュノーケル

 
 私は目が悪く、常時眼鏡使用なので、水中生物観察には不向きだ。しかし水中で魚を見るのは、たとえその像がぼけていても結構楽しめる。しかしゴーグルでの魚観察は、やはり時間的に厳しい。そこでシュノーケルグッズの登場だ。風呂で練習したときはあまりうまくいかなかったが、だからといって何もしないのではいつまでたってもシュノーケルを楽しむことはできない。 人も少ないので遠慮なく練習をする事が出来る。
 
 マスクをきつめに締め、パイプをしっかりくわえ、試しに鼻だけで息を吸ってみてマスクが鼻にくっつくことを確かめた上で、水深50cmぐらいのところで、まずは海底に足をつけ、顔面だけ水中に入れて呼吸を試みる。風呂場と同様、シュオーという音が聞こえる。風呂場と条件が違うのは、絶えず波の動きがあるので、海底に足をつけていると上体だけが波に押されて揺れてしまうことだ。
 
 それでもめげずにがんばって呼吸をしてみるが、やはりうまくいかない。なぜか鼻の部分に水が入ってくる。塩水を鼻で吸うのは嫌だったので、一呼吸分しか顔をつけていられない。マスクの鼻の部分に問題があるのではないかと、マスクをかける角度や位置を微妙にずらして試す。ともかくテキストがないので、自分で考えてやるしかない。幸いにしてマウスピースからの水漏れはまったくない。

 息子の方は水泳用のゴーグルだけでがんばっている。魚が見えるとあそこあそこと指で示してくれるので、そのたびに親としてはがんばるしかない。息子に強制される形で何回もトライする。10回ぐらい繰り返しただろうか。なんと水が入ってこない。呼吸が楽にできる。そんな瞬間がついに1回だけ訪れた。どうしてだろう?なんて考えながら水中世界を楽しむ。
 
 しかしその次はもうだめ。段々疲れてくる。やっぱり駄目なのかなあ。もっと高級品を買うべきだったのだろうか。でも結構小さな子供がABCあたりで売っている一番安いグッズを使って、いともたやすくクヒオビーチでシュノーケルをしているよなあとも思う。いろいろな不安、不審が頭をよぎる。しかしまあ1回でもできたんだから、そのうちできるようになるんだろう、となるべく楽観的に考えるようにする。

 そうこうする内、あれほどきれいに晴れ渡っていた空に雲が多くなってきた。太陽がかげると共に風が吹き始め、水から出ると寒さを感じるようになってきた。これはいかん。このままだと体調をくずすと感じて、残念だったが引き上げることにした。帰りがけに、コオリナのタイムシェア説明会の予約をしようと思い、コオリナリゾートへ向かった。



タイムシェア説明会予約


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