第5日目 フラレッスン、カタマラン

フラレッスン

 7時に起きて朝食。今日は連れのYがバニアン裏手にある「コミュニティセンター」で行われているフラレッスンに参加するため、私は息子と一緒に二人で行動することになる。

 Yのフラ経験はもう5年ぐらいになるだろうか。衣装や楽器も年年増えつつある。かなりの入れ込みようで、今年も衣装のための生地を買って帰るんだと張り切っている。その金はどこから出費するんだと言いたかったが、あまり深く考えないことにする。

 趣味を持つのはいいことだ。私自身も旅行のほかに釣りや楽器演奏、家庭菜園等、家でおとなしくしていることはあまりない。それでよく毎年ハワイに行けますね、という賞賛?やら批難?を受けることもあるが、その気になれば何故か行けてしまうのだ。

 もっとも日常生活においてハワイを念頭に置いて節約してることは言うまでも無い。年齢が50代なのに子供が一人で小学生というのも、教育費という点から幸いしている。ただし今後少しずつ教育費の割合が上がってくる事が予想されるので、それも考えに入れなくてはいけない。

 それやこれやで昔はがぶがぶ飲んでいたビールを減らし、焼酎を飲むようになった。本は滅多に買わず図書館で済ましている。新聞は朝刊だけ。最近多いなあと思うのが通信費。携帯とインターネット接続料金が恨めしい。

 外食もするが、家族で話し合ってうまくシェアできるものを頼んだりしている。あとはマイレージやクレジットカードの特典を利用して保険料を減らしたり。結構苦労している。

 さて、コミュニティセンターで行われるフラレッスンは、料金さえ払えば当日参加でも全く問題ない。ただし人気が出てきたせいか、曜日によって初級中級とクラスをいくつかに分けているようだ。以前見に行ったことがあるが、小さな体育館に100人ぐらいの生徒(といっても子供からおばあさんまで年齢は千差万別でほとんどが女性。欧米人も日系人も日本人もいる)が集まって、先生のかけ声の下、いっせいに体を動かしている。

 動きの説明はすべて英語なので、細かいニュアンスは分からないが、フラに精通してくれば、なんとなく意味が分かってくるとYは言っている。

 Yによると、先生は日本ではかなり有名らしく、日本でのレッスン料は高額だが、ここでは10ドル弱でレッスンが受けられるのが魅力らしい。このレッスンのためにYは日本から小さなカセットレコーダーを持参し、録音している。あとでバニアンのリビングで復習するためである。記念にもなる。


カタマランに乗ろうとしたが

ワイキキビーチ
 9時近くなると、Yはうれしそうにそそくさと出かけてしまい、私と息子だけが部屋に取り残される。息子と相談した結果、カタマランに二人で乗ろうと意見がまとまり、早速水着に着替えた。

 カタマランそのものは、乗りこんで座席の位置を後方に取れば、まず濡れることはないのだが、乗り降りの時は砂浜から直接なので、運が悪いとちょうど乗り込むとき大きな波がきたりして下半身が濡れてしまうことがある。

 息子と二人でワイキキポリスの脇からビーチに出るが、肝心のカタマランの姿が見えない。受付は砂浜にあるので、一応不信に思いながらもそちらを目指す。

 アウトリガー・ワイキキ・オンザビーチ前の砂浜で受付を探すが、カウンターはあってもカタマランの表示は無かった。残念。どうやら時間が早すぎたようだ。(後で調べてみたら、最初の便が11時だった)がっくりする息子をなだめながら、いったん部屋に戻っていつものビーチで遊ぶことを提案。

 ただし良いこともあった。それはここまで来ると、クヒオビーチと違ってかなり波があり、ボディーボードで遊べそうなことを発見したからだ。付近では朝から小さなボードに飛び乗って波打ち際で遊んでいる子供がたくさんいる。

 後日ボードを持ってここに来ようと約束して、バニアンに戻ったが、すぐにクヒオビーチに取って返した。息子の機嫌も直る。泳いでいれば満足というのだから、これは安上がりだ。ショッピングで無駄遣いするのは大人だけだなとつくづく思った。

 しばらくして戻ってくるとレッスンを終えたYが部屋で待っていた。今日のレッスンの復習らしく何やら怪しげな手の動かし方をしている。

 それはそれとして昼食の算段。今日は3時にレンタカーを受け取りにパシフィックビーチホテルに行かなくてはならない。その関係もあってワード方面に食べに行くのは不安だ。ワイキキの中で昼食をとらざるを得ないが、レストランの値上がりが気になっているので、軽く食べようということになる。



ケオニで昼食へ


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