利用した交通機関

空港からのリムジンタクシー

 空港からワイキキまではいつものようにタクシーを使うことにした。個人用の出口は最後の税関審査を抜けた右側になる。左へ行けばツアー等の団体待合所だ。離島へ行くときスーツケースを預ける場合も左に行く。

 右の個人出口を出ると出迎えの人が待ち構えているが、我々は関係ないのでそのまま道路を横断する。横断した所がタクシー乗り場である。さらに進むとレンタカー等のシャトル乗り場があるらしいが行ったことはない。

 タクシー乗り場には常時数人の係員が待機していて、乗るタクシーを指示してくれる。だいたい数台が待っているのだが、今回はたまたま1台もいなかった。

 しばらく待っていると到着したのは普通より大きめのリムジンタクシー。いわゆる新婚旅行者が使うような大きなものではなかったが、ツアー等ではよく使われるちょっと大きめなもの。もちろん内部は向かい合って座れる広さがある。

 これで普通のタクシー料金なのかな、という不安がちょっと頭をよぎったが、係員がビッグサイズ、ラッキーというようなことを言ってくれたので、なるほどこれも普通のタクシーなんだと納得して乗り込んだ。

 中が広いのでちょっとだけVIP気分だ。ただ私見だが、これらのリムジン系タクシーは窓が小さいような気がしてならない。普通のタクシーの方が解放感があるような気がするがどうだろうか。

 バニヤンに到着すると、運転手はすぐに降りて、後ろに積んであるスーツケースを下ろしてくれる。客は自分でドアを開けて外に出るのだが、普通のタクシーと違ってメーターが見えなかったので、料金がわからない

 スーツケースを下ろし終わった運転手は我々に向き直り、$28と言ってきた。妥当な料金にホッとして、睡眠不足の頭で急いでチップの額を計算する。15%なら約$4.2。そこでスーツケースの事も考えて、切りの良い数字として、$33渡した。

 チップの計算だが15%をいきなり暗算するのは難しいので、私は10%と5%に分けて、それを加算している。この場合は10%が$2.8、5%がその半分の$1.4として合計$4.2という計算だ。経験上この計算方法が一番時間的に速い。もちろん10分の1と5分の1を計算し、その真ん中あたりでも同じ結果になる。

 支払いはもちろん現金だが、ハワイに到着してすぐの時は細かいお金を持っていないことも多い。銀行や郵便局で両替するときは、$100札だけでもらうのではなく、$20や$10、場合に酔っては$1札ももらっておいた方がよい。

 今回一度だけDFS前の両替屋さんで両替を行ったが、私の前で両替していた若者は、なんといきなり20万円ぐらいを両替し、そのすべてを$100札で受け取っていたが、お店で使うときは大変だったと思う。

ヒロハッティの無料トロリー

 どうゆうわけか、我が家の息子はトロリーが好きだ。街中を色とりどりのトロリーがオープンエアで走っているので乗りたくなるのだろう。バスやタクシーとはちょっと違った雰囲気がある。

 しかしながらツアーでない個人旅行の場合トロリー乗り放題等という特典はついていないので、乗るためにはチケットを購入しなくてはならない。このチケットの代金が異常に高価に思える。1日しか使えないのに、$20以上する。そこで無料トロリーの利用だ。

 一般的によく利用されるのはDFSの無料トロリーだろう。この他にバス料金とほぼ同じ値段で乗れるものでアラモアナ行きとカパフル通り行きがある。DFSのトロリーは我が家も昔使った事がある。残念だったのは、あまり本数が無いように思えたことと、そのため車内が常に混雑していたことだ。そこで最近は、ヒロハッティ行きのトロリーに乗ることにしている。

 このトロリーは約20分の間隔でワイキキを出発し、ワイキキを出てからは一気にヒロハッティまで行ってくれる。時間的には30分ぐらいだろう。この間アラモアナやワード、アロハタワーあたりを通っていくので、道の景観が楽しめる。

 オープンエアなので、雰囲気も良い。乗客は欧米人がひじょうに多い。彼らも無料という言葉に惹かれているのかもしれないが、結構お土産も買っているようだ。

 到着後はヒロハッティでなにがしかのお土産を買わなくては行けないプレッシャーを感じるが、まあそこそこ安いものが売られているので、適当に見繕えばよい。もちろん何も買わなくても文句は言われない。

 帰りはそこからまたトロリーに乗っても良いし、適当にバスで帰ってきても良い。トロリーの場合は、アロハタワーやアラモアナで降車できるので便利だ。バスの場合は、先ずヒロハッティから歩いていけるドールの映画館やKマートへ行き、そこで買い物をしてからバスで戻ってくるのが能率的だ。Kマートは広くてなかなか面白い。



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