利用した交通機関(2)

バスパス

バスパス レンタカーを使わないでオアフ島を移動するとなれば、方法はバスしかない。今回はたまたま8月中の旅行だったので、1ヶ月バスパスを購入してみた。ワイキキではミラマーアットワイキキホテルの1階にあるセブンイレブンで購入できる。大人が$30、子供が$13.5で格安だ。

 これは便利だ。利点をあげると、ともかく乗り放題。トランスファーなんていう面倒なものを運転手に請求する必要がない。乗るときは見せるだけ。安い。大人が1回バスを利用すると片道$1.75、往復で$3.5。9往復すれば元が取れる。

 何回でも乗れるので、ワイキキの街中でも東西への移動でバスを利用できる。いわゆるエクスプレスバスも利用できる。我が家はフードパントリーから食品を持ち帰るときもバスを利用した。めんちゃんこ亭から帰るときも使わせてもらった。

 さすがにツアーの4日間ではもったいない気がするが、1週間程度の旅行なら充分使いでがあると思う。ちなみに私は今回の旅行(約2週間)でバスには都合45回乗車していた。平均1日3回で普通に料金を払えば総額約$80弱である。

 もちろんデメリットもある。最大のデメリットはバス自体の問題だが、目的地まで時間がかかるということ。混んでいるとアラモアナまで30分近くかかることがある。まあハワイアンタイムと考えてのんびり行けばいいのだが、滞在期間の短い旅行者はいらいらするだろう。

 なおこのバスパス、裏に名前を書く欄があり個人の利用に限るようになっているが、実際には旅行社どうしで持ち回しが出来てしまう所が気になる。このようなゆるやかな規則で使われているので、バス会社そのものの利益が上がりにくいのだろう。

 折しも8月26日からは、従業員のリストラ反対、待遇改善をとなえてストが行われている。利便性や現在のバスの利益率を考えると、不正使用は厳禁だ。バスパス廃止なんて言う強硬論もあるようだ。

ワイキキから空港へのシャトルバス

 例年使っていた格安タクシーのシダタクシーを今年はついに1台も見かけなかった。折からの不況で倒産してしまったのだろうか。この会社にはワイキキ〜空港間がクーポンを使って$12という格安料金があった。車そのものはかなりガタが来ているものが多かったが、移動にお金をかけたくない我が家としてはありがたい存在だった。

 バニヤンのロータリーには朝6時ぐらいから常にフリーのタクシーが待っているので、これを使えば確実に空港に行くことが出来るのだが、これは正規料金なので来るとき同様$30数必要になるだろう。そこで再びかき集めたフリーペーパーをテーブル上に並べ、ワイキキ〜空港のタクシーやシャトルバスのクーポンを比較してみた。

 まず最初に気が付いたのは、日本語のものにはシャトルバスやタクシーのクーポンが非常に少ないということだ。リムジン等の送迎は結構記載されているが、だいたいが$30以上の価格設定で、これでは普通のタクシー以上のお金が必要だ。

 英語版の方では、タクシーが最低$15ぐらい。シャトルバスは一人あたり$6ぐらいが相場のようだった。我が家のような子連れの場合、タクシーの総料金で考えるか、シャトルの個別料金で考えるか大きな問題だ。その上シャトルの場合は乗り合いになる可能性が高いので、タクシーよりも時間がかかる可能性もある。とするとやはりこの場合はタクシーの方が割安のように思える。

 しかしながら英語版のクーポンでタクシーを予約と言うことになると、日本語はまったく通じないだろう。その上、その会社が信頼できるかどうかを、クーポンに書かれた英語だけで判断する必要があり、これはさすがに不安だった。

 どうしたもんかと困って、再び日本語版をペラペラめくっていると、旅のガイドハワイという雑誌の広告の中に、タヒチ・トランスツアーズという会社を発見。ここはシャトルバスで2人以下は1人$7、3人以上は1人$5となっており、タクシーとほぼ同じ条件だ。しかもこの広告は以前の旅行の時から掲載されていることが記憶にあるので信用できそうだ。そこで今回はここを利用することにした。

 早速電話をかけるといきなり英語。かまわず日本語で予約をしたいと告げると、すぐに日本語に切り替えてくれたが、はっきり言って通じにくい。「あさって」と何回か繰り返したが、わかってもらえない。すぐに「明日か?」と聞き返される。結局英語でデイアフタートモローと言ってようやく納得。

 どうやら日本語はうまくないんだということが分かってきたので、時間は日本後と英語を交ぜて、「7時15分、セブンフィフティーン」と何回か繰り返した。それでも「セブンサーティーか?」と聞き直され、さすがにちょっと不安になった。そこで人数は「ツーアダルト、ワンチャイルド」と初めから英語で伝えると、これはすぐにわかってもらえた。

 後日時間についてはやはり勘違いされていたことが判明。ちょっと焦ると共に反省。時間を向こうはセブンフィフティと思っていたらしい。つまり日本語で力説した7時15分はまったく聞き取ってもらえず、フィフティーンという発音を勝手にフィフティと解釈されていたのだ。

 今後はセブンワンファイブということにしようと反省材料になった。ちなみにシャトルが定刻に来ないので、当日再度オフイスに電話をしてこれが判明。結局シャトルは7時半に来てくれたので事なきを得たが、場合によっては飛行機の時間に遅れることも考えられるので、ヒヤッとした一瞬だった。

 その後追加の乗客を一人乗せて、7時45分頃H1に乗った。チャイナタウンあたりまでは相変わらずの混雑だったが、その後はスムースで8時10分には空港に到着。支払いはチップを加えて$18渡したが、結構喜んでいたように思えた。($17でも良かったのかもしれない)



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