第12日目 カタマランに乗船

朝食

 6時に起きた。筋肉痛があると思ったが、こちらに来て散歩をしていたせいか、全然問題なかった。朝の風景をラナイで楽しんだ後、7時にフードパントリーへ買いだし。グアバジュース 2.79ドル、パン 1.69ドル、めんつゆ 4.45ドル、カップスープ 1.89ドルで合計11.3ドル。なおグアバジュースは日曜とかにはバーゲンなんぞがあって、2パック3ドルという格安の時期があった。

 朝食は買ってきためんつゆと日本から持参したうどんを使ってざるうどん。暑くて乾燥したハワイの気候に、この手の麺類は意外に合う。

ファーマーズマーケット 青空市場

ファーマーズマーケット

 前回買いそびれたファーマーズマーケットに再度行くことにする。今度は家族全員で出かけた。写真の通り、それほどたくさんの人が来るわけでもないし、お店も3軒程度しかでていない。(2010年現在、不況のせいか、この手の青空市場は大混雑しています)

 しかしそこで売られているものは、本当に新鮮で安い。野菜も果物も一通り揃っている。 バナナ、パイナップル、チェリー、パパイヤを購入。滞在期間がもう少し長ければもっともっと買いたいのだが、と果物を恨めしげに眺めることになった。全部で5.8ドル。

カタマラン乗船

 9時半にPMを出て、アウトリガーワイキキ前のカタマラン乗り場へ。カタマランの料金は船によって10ドルまたは15ドルと若干の違いがある。船の大きさによるのかもしれないが、詳細は不明。ただピンクパレス等、一流ホテルの前から出るカタマランは高いような気がする。コースはどれもほぼ同じように見える。カタマラン

 料金はビーチにある受付カウンターで払う。日本語がわかる人がいる場合もある。ツーアダルト、なんて格好つけて発音したつもりで、はい大人二人ね、という返事が返ってきたりしてがっくりする時もある。この時の出発時刻は10時半。だいたい1時間半置きに人の集まり具合で出発するようだ。

 カタマランは砂浜に乗り上げて乗船を待っているが、足元には波がザバザバ来るので、タイミング良く乗らないと濡れてしまう。もっともほとんどの人は水着姿である。乗り込むと前半分がネットになっていて、後ろに座席がある。ネットで寝ころぶ人もいるし、後ろの座席を確保する人もいる。ネット上はセーリング時に波を無茶苦茶かぶるし、揺れも激しい。それを楽しみにしている人が座る特等席だ。

 我々が座った中央付近は波をほとんどかぶらずに360度全部を、余裕を持って見回すことが出来る。但し目の前に飲み物を入れてある大型のクーラーボックスが2つ置いてあって、客が飲み物の注文をするたびに巨漢の係員が横切る。結構目障り。

 しかし飲み物オーダーは楽。ビールもジュースももちろん置いてあるのだが、今回は一度船上で飲んでみたかったマイタイを選んだ。2ドル。マイタイの中に粒状の氷が入っていて、すこぶるうまい。アルコール度は、350mlのビール1缶分より少ないと思う。

出船 

 船上に客が30人〜40人乗り込んだ所で出船。係りの男の人たちが3〜4人砂浜に降り立ち、波のタイミングをはかってひたすら押す。結構大変そう。ズズズっと動いた船は、すぐにエンジンをかけ、周囲を泳いでいる人にぶつからないように注意しながら沖を目指す。

 その日の風の具合にも寄るが、数100m進んだ所でエンジンを切って帆走にうつる。ここからが面白い。このあたりでは海底の岩場が見えたりする。魚は見えなかった。

帆走

カタマランから見たダイヤモンドヘッド

 大きな帆がするするっと上がるとエンジンを切って帆走開始。初めは動いていないように感じるが、まわりの景色や海面を見るとたしかに進んでいる。海の上をすーっと滑ってい感じ。

 振り返るとワイキキの市街、左側にはダイヤモンドヘッドがよく見える。海の色が紺青色に変わりしばらくするとダイヤモンドヘッドを回り込んできた風が、もろに帆を打つようになりクライマックスを迎える。

 波もいつしか外洋っぽい波に変わり、カタマランは波の上から下にばたんと落ちる。その途端に盛大なしぶきがあがり、前方のネットに寝ている人の頭に落ちてくる。それを喜び大歓声が上がる。欧米の人はこうゆうときノリが良い。本当に心から楽しそうに歓声を上げる。

 それに較べると日本人はシャイである。今回も同乗している女性がいたが、微笑んでいるだけ。もっと気持ちを開放しても良いと思うのだが。もっとも人のことはとやかく言えない。

 結構な揺れは10分ぐらいだろうか。前方に座った、この波しぶきを予想していなかった人が後ろに逃げ込んで来る頃、カタマランは反転。風の向きによってジグザグだったりするが、とりあえずワイキキ方面に戻り始める。

 昨年もこのカタマランに息子共々乗った。昨年は一番揺れる沖合で怖がっていたが、今年は平然と乗っていた。単純で安上がりかつ楽しめるアクテイビテイだと思うが、船酔いをする人は避けた方が良い。



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