黒砂海岸
ヒロ空港は小さかった。あらかじめ教えられていたとおり、人の流れに沿って出口に向かってぞろぞろ歩く。ゲートを抜けると手際よく係員が待っていて、トイレタイムを作ってくれる。
その後バスに乗車、と思いきや、12人乗りのシャトルバス2台に案内される。今日はお盆前で客が少ないので、小回りの利くシャトルにしたそうである。一同初めはちょっと不安そうな顔だったが、説明を聞いて納得。
早速ヒロ空港近くの黒砂海岸と称される所に向かうが、なんと雨が降り出す。これは大変。ヒロは雨が多いそうだ。雨具の事も教えてもらっていなかったが、これは自分の用意が不十分。ハワイは雨が少ない、と勝手に思いこんでいた。
9時半、黒砂海岸に到着。といってもガイドブックに紹介されているような場所ではなさそう。しかし砂の色は溶岩(玄武岩?)がくだけたもので黒いことは間違いない。よく見ると黒い砂の中に緑色の美しい鉱物が混じっている。ガイドの女性(ハワイ在住の学者と結婚した日本人女性)はペリーズロックとか言っていたが、正確にはよくわからない。
いろいろ説明を受けている内に幸いなことに雨が上がってきた。
虹の滝(レインボーフォール)
10時15分レインボーフォール到着。天気とタイミングが良いと、滝のしぶきで虹が見えるそうであるが、この日はただの滝だった。写真を撮影したのみですぐに出発。
ビッグアイランド・キャンデイー
虹の滝へ行く前にもオリジナルのTシャツやさんに寄ったが、格安のツアーのせいかおみやげやさんに行くことが多いようだった。
ガイドさんの、「ここだけの」とか「格安」とか「珍しい」という言葉に動揺せず、単に見て回ればいいだけなのだが、つい気持ちがぐらついてしまう自分が情けない。
ちなみに、だからこのツアーを選択したのは間違いだったとは思っていない。ガイドさんは、よく勉強していて説明も丁寧だったし、係りから係りへの受け渡しも実にスムースで安心できるツアーだった。
ここで試食し、ついでに土産として買ってきたクッキーは確かにうまかった。ハワイにいるとき開封したが、あまりのおいしさに結局持って帰ろう、ということになり、もう一つのおみやげであるコナーコーヒーのお供になっている。値段は6.1ドルだった。これはおすすめ。
昼食
11時、早朝出発だったのと午後の時間を有効に活用したい、とのことで早めの昼食となった。場所はヒロハワイアンホテルのクイーンズコートレストラン。時間が早いせいか他の客は見えなかった。
レストラン奥の窓際にツアー客が集められ、供されたのはオノ、チキン、ご飯、インゲン、ニンジンがのったプレートランチ、これにサラダ、フルーツ、コーヒー、デザートにケーキがついたもの。味もまあまあで、空腹だった私はほとんど平らげたが、中には疲れからか食の進まない人もいたようだった。
昼食後出発時間の12時まで時間があったので、付近を散策。ホテルの庭は磯となっており、宿泊客が釣り糸をたれていた。釣れるかどうかしばらく見ていたが、何も釣れていなかった。足元を見るとたしかに小魚が多数泳いでいたので、大きいのもいることは想像がついた。
アカツカ・オーキッド・ガーデン
ここは蘭の栽培をやっているお店。色とりどり、様々な種類の蘭が咲き乱れていた。美しいとは思うがそれ以上の関心は涌いてこない。
店の左側がおみやげやさんになっていて、ここでも欲しくなりそうな物が並んでいる。店の一番奥で、ハワイ島の火山のビデオが映されていた。なかなかの迫力で欲しかったが、結構高かったのでやめた。ナレーションが英語だったのもやめた理由の一つである。