第2日目 サイアム・スクエア

 ほろ酔い加減で「ケリー・オニール」を出たら雨。それもハワイらしからぬ雨量です。しばらく店の前で雨宿りをしていました。どうせならもう一度入ろうかと思いましたが、それよりバス通りに出てその近くの店に入るか、バスでいったん部屋に戻ろうと決断。

 ちょっと小雨になった頃、濡れながらクヒオ通りへ移動すると、交差点を渡った左角の2階に「サイアム・スクエア」というタイ料理レストランを発見。以前入ろうかと思ってメニューを見て諦めたお店です。(ここはJCBでクーポンがもらえます)

 今回も「高いな」と思いつつ、それでもメニューを眺めている傍らを数名のお客さんが入店していきましたので、「味は良いのかも」と思い、雨模様だったこともあり試しに入ってみる事にしました。

 クヒオ通りから10mほどアラワイ運河側に歩いた左側に2階のお店に上がる階段があり、その横にメニューが出ています。階段を上がり入口を開けると、すぐにおじさんと目が合い、「一人です」と伝えて二人掛け席へ。

 店内はテーブル席が10いくつかあったので40人ぐらいの規模かなと思います。日本人と思しき人や欧米人、中東系の人で混雑していました。食事中にもどんどんお客さんが入れ替わっていましたので、それなりに人気がある店のようです。

 ここでバンコク旅行でよく食べる「魚のすり身の揚げ物」を食べましたが、まあまあの味。本場よりタレの辛さが抑えられていました。当然?ですが、バンコクで食べるものの方がおいしいです。使っている魚の種類が違うのかもしれません。

 写真は1個だけ少し食べてから撮影したもの。食べかけですいません。バンコク同様「ハイネケン」を頼んで、会計が18.65ドル。最初の請求書にはチップ15%が含まれていました。

サイアムスクエアの魚のすり身の揚げ物

 ところがカードで支払おうとして、改めて請求書を見るとチップを記入する欄があって、うっかりすると二重払いになりそうです。ちょっと残念。欧米人の場合は、チップは含まない会計になっているはずなので、こんな形になるのかなと思います。

 ちなみに上記のすり身揚げの値段は10ドルぐらい。税金を入れて1200円ぐらいでしょうか。ところが同じ料理をバンコクで食べると、安い店なら300円ぐらい。高級タイ料理店でも800円ぐらいです。

 そのことが分かっているので、私の感覚では「高い」ということになります。しかしハワイの物価高を考えたらしょうがないのかもしれません。また日本のタイ料理店でも似たような値段になるのだと思います。

 要するにどこの国に行っても、その国の地元の料理はそれなりに安いものがあるけれど、他国の食べ物は高くなるという理屈です。

 ただ中国料理だけは、どこへ行ってもそれなりの味と値段を維持しているようで、ある意味すごいなと思います。

 ちなみにお店の対応は普通。名称が分かりにくい料理の説明もしてくれます。ただもちろん英語ですから、日本人の場合はタイ料理に慣れていないとメニュー選択に戸惑いそうです。

 帰りがけに思わず、タイ語での「ありがとう」を意味する「コップンカップ」という言葉が出そうになり、「いや、従業員さんはタイ人ではない場合もあるぞ、と思い直しました。

 食べているうちに雨も上がったようなので、バスに乗って戻ってきました。一息ついて風呂に入ったら睡魔が襲ってきましたので、素直に就寝。二日目終了です。



マグロブラザース


2016年 3月ハワイ旅行記


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