ケアンズ港を出航
船は8時半定刻に出発。港を出る頃一時的に雨が降り、またしても遠くにきれいな虹が出ました。空気がきれいで霧雨のような雨が多い証拠です。
その内このオープンデッキにも雨が降り出し、雨具を持っていない人が船内に避難。
私は持参した傘を取りだし自衛。急に人が少なくなって視界が開けました。
船はゆっくりと港を出て行きます。しかし水の色は薄茶色で、とても海の色には見えません。
一方、陸地を離れるにつれ雨は遠ざかり、空のあちこちに晴れ間が見えてきました。やはり雲が多いのはケアンズ近郊だけのようです。
それと共に、茶色の泥水色をしていた海の色が徐々に緑っぽくなり、さらにある境界線を越えると水は透明度を増し、青く見えるようになりました。
「これならクルーズも楽しめそうだ」とうれしさを噛みしめます。
グリーン島到着
約50分で島に到着。到着前に係員と思われる女性から、「グラスボートの人は桟橋の中央付近に移動して、そこで待っていてください」という指示を受けました。
船を下りて、指示された場所に移動すると、10人ぐらいの観光客がいました。やはりどちらかというと年齢層が高いような気がします。
桟橋周辺の海の中をのぞくと、透明度が高いのがよく分かりました。
「魚でも見えないかな」と思って、あちこち必死に眺めていると、なんと体長80cmぐらいのウミガメ君がヒョッコリ顔を出してくれました。
思わず小声で「こんにちは」と挨拶して写真を撮らせてもらいました。ちなみにこのグリーン島周辺には、ハワイのカイルア同様ウミガメが多数生息しているようで、この後もあちこちでその姿を見かけました。
「さすがに自然が豊富なんだな。他にも何かいないかな」とさらに目を凝らして見ていると、今度は水面下30cmぐらいのところを、エイが2匹並んで泳いでいくのを目撃。
野生のエイ?はハワイでも見たことがないのでびっくり。写真も撮影しまたが、水面下なので、うまく撮影出来ませんでした。
しかしこういう生物を間近で見ると、グラスボートへの期待も高まります。
10分ほど待っていたら、グラスボート登場(写真)早速乗り込みます。
船内中央部分にガラス部分があり、自分の足元を覗くような感じで海底を見ることが出来ます。この頃にはカンカン照りの青空となっていました。