第5日目 ホノルル美術館

ホノルル美術館
 というわけで「ホノルル美術館」ですが、「ベレタニア・ビクトリア」そして「ホノルル・アカデミー・オブ・アーツ」と聞こえたらヒモを引けば良いわけです。(ビクトリアかワードかはっきり記憶がありません)

 ちなみになぜこの日に美術館行きを予定していたかというと、この日がちょうど月2回の入館料無料デーだったからです。

 バスを降り、美術館と言うより大きな一軒家と思えるような建物の入り口を入ると、本来ならチケット売り場ですが、係員さんがいて、「今日は無料だから自由にどうぞ」と案内してくれました。

 入り口左側にある受付で館内の案内図をもらいました。これがないと自分がどこにいるのかさっぱり分からなくなります。(見ていても結構混乱しました)

 館内は当然ながらいくつかの部屋に別れているのですが、一つ一つの部屋に入るたびに重厚なドアを開けてはいるため、その先に本当に展示物があるのかどうか心配になります。

 無料だと言うこともあり、また時間もあったので、今回は一つ一つの展示物をじっくり見て回ってきました。アジア系の作品が多い美術館ですが、あらためて仏像の顔をしげしげと眺めてきました。

 今までは仏像の顔などすべて同じように思えていたのですが、実際にじっくり眺めてみると、結構その表情も違うものですね。基本的には柔和な表情をしていますが、中にはじっと見ていると何となく向こうから動き出して語りかけてくるような迫力のある仏像もありました。こうゆう感覚は初めてです。
ホノルル美術館内のカフェ
 様々な絵画についても、立ち入り禁止区域が設定されているわけでもなく、キャンバスに顔を10cmくらいの距離まで近づけても何ら問題ありません。いたずらするつもりなら簡単に出来てしまいます。(もちろん常に警備員さんが見回っていました)

 日本の大阪で問題になったタトゥーの画像展も見てきましたが、男性や女性の全身に彫られた見事な作品は、思わず「おお〜!」と思える物でした。

 確かに芸術的な色彩やタッチが感じられます。しかし、体型が変わったら図柄のバランスも変わると思うので、芸術作品を維持するのも大変だなと感じました。

 本来は芸術とまではいかなくても、一種のファッションだという感覚でハワイの人は見ているのかなと思います。

 もちろん日本でタトゥーを入れた人の大多数もファッション感覚が強いのだと思いますが、それを見る側がそのデザインによっては威圧感を感じるのは間違いないようにも思います。

 そのことを逆手にとって、威圧感を醸し出すためにタトゥーをする人がいる限り、日本でのタトゥーは定着しないと思います。(定着することを望んでいるわけではありません。日本の現在の文化とは相容れない要素が大きいと感じています) 

 美術館を一回りして、有名なカフェでちょっと休憩しようと思ったのですが、入り口にクローズドという表示が有り断念しました。



ハワイ出雲大社


2012年 ハワイ旅行記


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