第十一日目 コミュニティセンターで開眼? 

 昨日歩き疲れたのか、この日はいつもよりちょっと遅めの7時半起床。すでにハワイらしい青空が広がっていました。
 バニヤン ラナイ クヒオビーチ
 こうゆう青空を見ると、ついついラナイからの景色を撮影したくなります。これまで同じ角度で何枚も摂っているのに、性懲りもなくグアバジュースを持ってラナイへ。

 朝食は買い置きの物で適当に済ませ、パソコンをチェックしていると、hiroさんから「今日はバニアンの裏で青空市場ですね」というコメントが。帰国日が近づき、すっかり忘れていました。

 「そうかあ、じゃあ最後に昨年買っておいしかった有機パンでも買ってくるか」と考え、熟睡している息子は部屋に残し青空市場へ。混んでいるかなと思いましたが、それほどではありません。

 お目当ての有機パンとバナナを買ったついでに、ちょっと体育館の中を覗くと、何かが始まるみたいで、何人かの人がすでに集まり初めています。

 時刻は8時半。9時からの何かのレッスンだなと思い、確かめるために体育館の正規の入り口にまわると、ここにいろいろな貼り紙が出ています。
ワイキキ・コミュニティセンター
 昔はこんなにベタベタ貼られていませんでした。1枚1枚丁寧に見ていくと、「ウクレレレッスン」という文字が飛び込んできました。しかもその貼り紙を見ている傍らを、ウクレレのケースを持った人たちがすり抜けていきます。

 「そうかあ、今日はウクレレレッスンの日だったんだ。よし、じゃあ荷物を置いてきてから少し見学させてもらおう」と考え、いったん部屋に戻りました。

 改めてデジカメを持ち行ってみると、すでにレッスンは始まっていました。20人ぐらいの生徒さんの前で3人の講師?がベースやウクレレを持ち指導しています。生徒さんの年齢層は、若い方から年寄りまでいろいろのようです。

 しかし申し合わせたようにアロハシャツやカラフルな服を着て、ウクレレをポロンポロンとならしている姿を見て、突如私の頭の中に閃きが。

 これまで、「もしハワイに長期滞在をすることが出来たら、毎日何をやって過ごすのだろうか」、ということをなんとなく考えてきたのですが、目の前の受講ワイキキ・コミュニティセンター ウクレレレッスン生達の背中と私の背中がぴったし合わさったように感じ、「なるほど、これは楽しそうだ」という、ある種の啓示を受けたような気がしました。

 ウクレレを買おうかどうしよう、と悩んでいた背中をぽんと押された感じです。「よし、気に入った物があったら買おう」というように、このレッスンを見て、気持ちがはっきりしたように思います。

 その後、それでは他にはどんなレッスンがあるのか、ということを確かめようと再び掲示板に戻って見てみると、ウクレレ以外にも何種類ものクラスがあり、しかも受付のおばさんに申し出ると、その月の日本語で書かれたスケジュール表ももらえることが判明。

 もっと早く来れば良かったと悔やまれます。なぜならその中に、私と息子が好きな卓球のクラスもあったからです。

 スケジュール表を握りしめ、これなら次回以降ハワイに来たときは楽しめるぞ、という感触を持ちながら部屋に戻り息子を起こします。今日は息子が「パドル・サーフィン」に挑戦する日です。集合時間が11時と遅いので、このぐらいに起こせば、ちょうど良い時間に出かけられそうです。



パドルサーフィンへ


2010年 ハワイ旅行記


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