第十日目 コ・アロハのウクレレ工房へ 

 このところ良い天気が続いています。帰国後滞在中の天気を改めて振り返ってみると、前半の数日は雲が多く、途中の1週間は晴れ、後半の数日は雲が多い、というように1週間ぐらいで天気が入れ替わっていたように思います。

 もっとも天気が悪いといっても、雨がじゃんじゃん降っているわけではなく、夜中に雨が降ったり、朝起きたときに雲が広がっている程度で、10時を過ぎる頃にはいつものハワイの青空が広がっています。

 6時半に起きて購入済みの食材で簡単な朝食。息子もハワイ生活に慣れてきて、起こしさえすれば自分で食べる分は用意して(といってもパン、バター、ハム、グアバジュースぐらいですが)勝手に食べています。

 この頃からテレビでは、夏休み特集なのか、ニコロデオンで「スポンジボブ」を流しています。このアニメは息子がハワイ入りした頃からず〜っと見ているもので、日本でも一時期スカパーで何回も見ていました。

 そのため最初の画面を見た瞬間どんなストリーなのか分かっていますし、日本語の台詞もほぼ覚えているようです。その意味ではヒヤリングの練習になります。ちょっと甲高い声がうるさいのですが、内容は他愛のないもので、まあ大人でも楽しめます。

 さて今日はどうするか。実は昨日行きそびれた所が一カ所ありました。それは「コ・アロハ」というウクレレ工房です。昨日はセイバーズとライオンコーヒーで時間切れ、「コ・アロハ」も行ってみようと思ったのですが、持参した地図の位置が間違っていたようで、どうやってもたどり着けませんでした。

 そこで昨晩、ネットを駆使してグーグルで地図を検索。場所を確かめてみると、地図の位置が全くでたらめであることが分かりました。数年前の地図なので引っ越したのかもしれません。

 というわけで昨日同様、42番バスに乗りました。この42番バスは車両が長く、2台分が連結されているバスですが、朝は空いていますので昨日と全く同じ座席に座りました。

 するとなんと目の前に昨日とまったく同じおじさんが全く同じ恰好で座り、何やら小難しい書類を昨日同様一心不乱に読み続けています。この光景もまったく同じです。どうやらいわゆる通勤サラリーマンのおじさんのようで、最近仕事から遠ざかっている私は、みんながんばって働いているんだなとちょっと感慨深いものを感じました。
コアロハ ウクレレ工房へ
 このおじさん、予想通りビジネス街で下車していきました。ちなみにこの頃から気がついたのですが、一ヶ月のバスパスを持ってバスに乗車すると、運転手さんが「グッドモーニング」とか「ハイ!」とか「サンキュー」と声をかけてきます。

 もちろん挨拶は返していますが、通常の支払いや4日間パスではそんなことはなかったので、このバスパスというのは現地で生活している人たちが使うパスなんだなと言うことがよく分かりました。

 そんなこんなを考えていうるうちにバスは昨日と同じルートをたどり「ディリングハム」に向かいます。地図で確認したとおり一つ手前の「カパラマショッピングセンター」で下車。まさに地元のショッピングセンターですが、英語とハングル文字が目立ちました。

 地図を見ると川沿いに山の方へ歩いていったところに工場があるようです。ショッピングモールを過ぎると周囲で歩いている人は誰もいません。ちょっと不安になりつつ、周囲に気を配りながら歩きます。距離的にはバス停から200mぐらいです。(写真の中央、小さな白い看板がコアロハの工房を示しています)
 



ウクレレを弾いてみて


2010年 ハワイ旅行記


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