第三日目 JCBプラザと散骨

JCBプラザでメールをチェックし、掲示板に書き込む

 ハワイ滞在三日目の朝を迎えた。相変わらず良い天気だ。朝食を終え、バスでワイキキ・ショッピング・プラザ内の「JCBデスク」に向かった。ネットでメールをチェックしてから、サーフィンレッスンについて質問するつもりだ。

バニヤンのラナイから
ラナイからの朝の景色、青空が目にしみます
ワイキキ ビーチウオーク
午前中は人がほとんどいないビーチウォーク


 実は今回のハワイではミニPCを持参している。旅行直前に購入した。無線LANや有線LANが使えるが、まだ設定等よく分からないこともある。

 昨日の夜、部屋で試したときは、まったくつながらなかった。機種は「acerのASPIRE ONE」というものだ。ハワイでは無線LANがつかえるという情報を事前に得ていたからだ。

 価格は27800円。知っている人なら安いと思うはずだ。普通は35000円前後するはず。

 自宅近くの「ソフマップ」の中古コーナーに展示されていたものだが、使用感はまったくない。不思議だ。実際に使ってみた感触は、後日の体験記で。

 JCBでメールチェックを終え、掲示板に書き込んでからサーフィン・レッスンについて質問した。

 いくつか事例を示してくれたが、値段を見るとかなり高い。またレッスンの種類もグループ、セミ・プライベート、プライベートと三種類に分かれている。

 我が家の場合は、サーフィンに全く無縁だった息子がレッスンを希望していて、泳ぎがほとんどダメな私は特に希望していない。従ってレッスン中はビーチで見学、と言うことになるのだが、そうなるとプライベート・レッスンになるのだろうか。

 この時点ではまだよく分からず、対応してくれたお姉さんもシステムやレッスン方法、価格等について、あまりよく分かっていない様子だったので、少し自分で調べてみますと伝えて相談を終えた。


ビーチウォーク近辺を散歩し、スタバで休憩

 まだ時間があるので、ビーチウォーク近辺を散歩することにした。1階の「クレージー・シャツ」や「ABC」をさらっと見て2階へ。「ハワイアン・ムーン」他雑貨の店がいくつかあるので、一応入ってみるが、あまり目新しいものもなく、本当に欲しいなと思えるものは高くて手が出ない。結局記念撮影だけしてスタバへ。

 スタバで持参したミニPCをつなげようと努力してみるがつながらない。付近ではお姉さんがパソコンを広げているので、これは持参したPCの設定が悪いのだろうと判断。

 困ったことになった。折角持ってきたのに、単なるデジカメ写真保管用ハードディスクとなってしまった。なんとかせねばと思いつつ、接続を諦めて食事に専念する。

 簡単な昼食を終えバスでバニヤンに戻る。この辺は何回乗っても良いバスパスをフル活用だ。今日は、今回のハワイ旅行のメインテーマである散骨を実施する日なので、12時20分に迎えが来るのだ。


散骨について

 散骨の準備をして(と言っても遺灰を持つだけだが)ロビーに出向く。花束はツアーの業者が気を利かせてくれて、途中で「ドンキ・ホーテ」に寄ってくれることになったので、そこで購入の予定。

 一応ツアーと書いたが、要は船のチャーターだ。これは日本で予約した。今年2月に、思っても見ない病気でこの世を去ったハワイが大好きだった妻のために、遺灰の一部を何としてもワイキキ沖に撒きたい、という願いがあった。

 日本に居るときネットで散骨の業者を検索すると、5つぐらいの名前が見つかった。それぞれを丹念に見ていくと、大がかりなものが多い。こちらの希望は私と息子が船でワイキキ沖に出て、遺灰と花束を撒きたいと言うだけだ。

 一方、ネットで紹介されている内容は、10人ぐらいの親戚一同が集まって、少し大きめの船をチャーターし、場合によっては牧師さんを呼んだりするというもので、価格はなんと10数万から30万となっている。

 これでは予算も合わないし、規模も大きすぎる。こちらの希望は、少人数でのんびりと船に乗り、悲しみを募らせるのではなく、我々もクルージングを楽しみ、一番好きだった場所に魂が戻っていくのを支援するという気持ちだ。むしろ明るく送ってあげたい。

 そう考えて、いろいろ検索条件を変えて探していると、釣り船をチャーターして遺灰を撒く、という記述を発見した。船はケワロ湾から出航。全行程2時間弱。価格はチャーター料、税金、送迎、チップ込みで550ドルとなっている。しかも日本語でのやりとりOKとある。

 それでもかなり価格的には高いなと思うが、何としても願いは叶えたい。そこでメールで連絡を取ってみるとすぐに返事が返ってきた。業者の名前は「ワイキキ・ボトム・フィッシング・ツアー」普通ならワイキキ沖でトローリングをする船だ。フリーペーパーにも名前が載っているので知っている人もいるかもしれない。



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2009年 ハワイ旅行記


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