第9日目 ダイヤモンドヘッド登山

ダイヤモンドヘッドへ

 今日も朝から良い天気だが、天気予報を見ていると、ここ数日曇り時々雨というような予報も出ている。ということは、今後ハワイらしい晴れの天気のもとで観光することが難しいかもしれないと考えて、だとするなら今年も行ってみようと思っていたダイヤモンドヘッド登山を今日行うことにしたらどうかと考え家族に提案。 ついでにココマリーナの懐かしい中華料理屋さんで昼食、というプランに決定。

 朝食を食べながら登山道までのルートを確認して(カハラモールへ行く途中なので、ほとんど問題ないが、最後にクレーターの中へ入る道が分かるかどうか心配だった)、ダイヤモンドヘッドは遅くなると混雑するので早めの7時45分にバニヤンを出発。

 途中の道もまったく問題なく、左手にバス停が見えて、その先の右折道路にダイヤモンドヘッド登山の標識も発見。クレーター外輪山に作られたトンネルをくぐり駐車場へ。8時に到着。

 まだ早いので人は少ないだろうと思っていたのだが、これはとんでもない間違いで、駐車場には次々と車が入ってくる。受付で駐車料金5ドルを支払い、3分の2ほどすでに埋まった駐車場に車を停車。

 ちなみに我々が下山したのは9時50分ぐらいだったが、駐車場はすでに満車。もっとも回転は速いので、しばらく待てば停められるのかもしれない。忙しい日本人は早く行くに越したことはない。

登山開始

ダイヤモンドヘッド クレーター
ダイヤモンドヘッド頂上からの景色
ダイヤモンドヘッド頂上からの景色

 車を降り、帽子をかぶり、水筒、カメラ、双眼鏡なんぞを持って登山開始。過去何回も登ったことがあるので途中の行程はすでに知っている。

 前半はなだらかなので、ここで調子よく走ったりしていると後半の階段の波状攻撃に身が持たなくなることも知っているので、ゆっくりゆっくり登っていく。

 登山道の詳細は別のページに詳しく書いたので、それを参考にしてもらいたい。最初はコンクリートの平坦な道、続いて砂利道、さらにジグザグに折れ曲がって登っていく山道、最後に心臓破りの階段と続く。

 私のほうはゆっくり登っているのだが、小学校5年生の息子はさすがに元気だ。最後の階段も軽々と登っていく。私は階段途中では休まなかったものの、階段と階段の間では思わず深呼吸の連続だ。

 ようやくの思いで最後の螺旋階段に到着。後は砲台跡から外に出るだけだ。ただしこの近辺は、すれ違える部分が少ないのでひじょうに混雑する。

 1年ぶりの頂上だが、残念ながら天気はあまり良くなかった。曇りがちで時々細かい雨が降る。それでも頂上からの景色は素晴らしいし、ちょうど干潮時間だったためリーフが良く見える。

 水を飲んだり記念写真を撮ったりして30分ほど過ごした。辺りは30人ぐらいの人でごった返している。それでも展望台が細かく何箇所かに分かれているので、それぞれあちらこちらに固まったり移動したりしている。

事件発生

 ところがこんなところで思っても見なかった2回目の事件発生。下山しようと思い、息子を探したのだがどこにもいないのだ。

 もともとそれほどチョロチョロ勝手に動き回る子供ではない。それだけにびっくりだ。展望台と砲台跡の間を夫婦で手分けして探すが影も形も見えない。心配性の私は、誘拐か山の斜面に落っこちたか、とすぐに悪い方に考えるが、連れのほうは、勝手に降りちゃったんじゃない、という気楽な予想。

 とはいえハワイでは子供を1人でホテルに残して夫婦が出かけるということも犯罪になるようなので、焦りと苛立ちが募る。しかし頂上付近にはどうやらいないみたいなので、とにかく私が先に早めに下山することにした。道は1本道だし、途中に分かりにくい脇道があるわけではないので、まあ下で待っているんだろう、と思いつつ急いで下山。下りながら先を行く後姿を捜すがまったく見当たらない。

 結局下まで下りてきて、トイレの前で発見。どうやら頂上で私が「じゃあそろそろ下りるか」と言ったのを聞いて、すぐに勝手に下り始めてしまい、しばらくして気が付くと前にも後にも我々の姿がなかったので、ますます焦って早く下りてしまったものらしい。とりあえず何も問題が起きなかったのでほっとしたが、思っても見ない事が起きるものだ。息子には必ず3人一緒に行動するのだ、ということを言い聞かして一件落着。再び車に乗りハワイカイ方面へ。



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