チャイナエアラインのデメリット

 チャイナエアラインのビジネスについて紹介しながら、良いところを並べ立てましたが、エコノミー席も座席は狭いものの、食事はそこそこおいしいことを知っています。

 料金も日系の半額ぐらいになることがあり、大手旅行代理店の格安ツアーでかなりの座席数が確保されていると思われます。

 ところがジャンボのせいか、安い席はすぐに埋まるものの、その上のランクのエコノミー席になると、結構遅くまで売れ残っているようです。それが直前格安ツアーとなって売り出されることもあります。

 問題は、なんで売れ残る率が高いのか、という理由ですが、

@ 補償額

 過去(1994年)に事故を起こしたとき、補償額が充分でなかった。これはその時の報道で、実際の補償額を私は知りません。かなり前ですから日本と台湾の間に経済格差があったことも一因だと思います。

 現在は経済格差は当時と較べれば解消しつつあるように思いますが、運賃が安いと言うことはまだまだ格差があるということで、さらに運賃に保険料等がしめる割合も少ないと考えられます。

 そこで補償額についてさらに詳しくネットで調べてみると、今もチャイナはそれほど大きくなさそうな記述が見られました。

 事故は起きないと信じて乗るわけですから、補償額まで気にする必要はないと思いますが、今は海外旅行傷害保険をかけたり、もともとクレジットカード付帯保険もついてますから、額については個人的には気にする必要はないと考えています。

 とはいうものの、私は出かけるとき、一応すべての貯金通帳、クレジットカードの会社と番号、その他日常的に掛けている傷害保険証書等を実家の母親に預けています。 (これはJALやANAを使う場合でも同様です)


A 事故率

 ここ10年ぐらいチャイナは大きな事故を起こしていませんが、@の前後10年ぐらいの間に、何回か事故を起こしています。その結果日系の航空会社に比べると、事故率が高い、と数字的に評価されています。

 ちなみに全日空、デルタ、ハワイアン、ユナイテッドは高評価を得ていますが、日航は今も慰霊祭が行われているジャンボ機の御巣鷹山激突事故もあり、評価は中程度。チャイナとコレアンはさらに下の評価になっています。

 詳しく見たい方は「Airline Accident Rates」というぺーじが参考になるかもしれません。これを見るとここ10年、世界中で航空機事故は確実に減っていることが分かります。

 また航空機の事故は列車の事故よりも確率的には低いことも確かです。 ただ事故にあったときの被害が大きい、と言うのが列車事故との大きな違いです。

 要するに日常生活の中で交通事故に遭う確率の方がず〜っと大きい訳ですが、車や電車の事故なら自力で事故を避けたり、脱出したり出来る余地もあり、怪我そのものも航空機の事故に較べると小さい印象がありますが、航空機の場合は自力ではほとんど何も出来ない他人任せになってしまうということが、心理的な負担になっているようにも思えます。


B 言語

 日系ではないので、言葉の問題も含めてサービスが不安、という印象もあるかもしれません。ただほとんどのフライトアテンダントさんには簡単な日本語が通じますし、日本人も必ず何名か搭乗しています。

 また呼び出しボタンに対する対応も早く、かなりにこやかに対応してくれます。欧米系のフライトアテンダントの中にはかなり横柄に感じられる方もいるという噂を聞いたこともありますが、チャイナに関してはこれまでそういった方には会ったことがありません。



デメリット(2)


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