成田までのアプローチ
私は埼玉に住んでいますので話の中心は成田空港になります。(2010年より、再び羽田空港からハワイ便が飛ぶようになりました)以前は中華航空が羽田を利用していましたが、最近はこれも成田に変わりました。
成田空港は第一ターミナルの工事も終わりずいぶん使いやすくなったようですが、滑走路が少ないため相変わらずの過密スケジュールです。
しかも空港建設の反対運動は今も続いており、空港に入るにはかなり厳重にチェックを受けます。アメリカでテロがあってからは、さらにその傾向は強くなったと思われますし、薬物の流入の阻止による警戒行動も強化されているようです。
2006年には、ついに第1ターミナルの大規模な拡張工事が終了し、ANAが第一に移りました。従って今年の夏は、この第一から出発となりました。
全体的なイメージは、昔の第一ターミナルの右側にもう一つのまったく新しいウイングが出来て、その二つを中央のビルが結びつけるというイメージです。中央ビルには多数のレストランやお店が出来、また展望フロアからの眺めは、離発着が直接眺められ、第二より格段によくなりました。
私の住んでいる埼玉、東上線沿線から成田までは大きく分けて3つの方法があります。1つ目は車、すなわち自家用車、二つ目が電車、三つ目がバスです。
どのルートにも一長一短があり、さらに車の場合は都内のルート選択、電車の場合は池袋から成田までのルートをJRを使うか、途中で京成電鉄に乗り換えるか、バスの場合はどこから乗るか、と多彩な選択を迫られます。とりあえず料金と所要時間を比較しつつ、そのメリット、デメリットに触れたいと思います。
車
関越道鶴ヶ島ICから練馬ICを経由、外環道に入り首都高からディズニーランドを横目に見て東関東自動車道で成田まで行きます。
片道約130km、高速料金等が3900円です。これに燃料代が約1000円。さらに成田での駐車料金が格安で5000円ぐらいでしょうか。合計往復で約1万5千円になります。(これも2010年現在、土日の利用なら多少安くなっています)
なお駐車料金については成田周辺のホテルに宿泊すると、2週間程度までは無料になる場合があります。もっともホテル代が必要なので利用する人は限られていると思いますが。
ホテルに宿泊しないで空港周辺の民間駐車場に入れることも出来ます。2002年以降の旅行では「ゴーゴーパーキング」という最も安いと思われる店を利用しています。
ここは成田ICを降りて5分ぐらいの分かりやすい場所にあります。いつも使うのは一番安いプランで、単に駐車するのみと言うものですが、今年(2006年)はそれに無料の洗車がついていました。
ちょっとサービスが良くなった感じですが、安い分混み合うのか、帰りの便で利用客が集中し、成田でずいぶん待たされたため、シャトルはかなりの混雑となりました。
2008年の旅行では、車椅子を使用する関係があり、空港受け渡しの業者をネットで検索。「フレンド・パーキング」という駐車場を利用しました。
こちらからの連絡は面倒ですが、3分と待たずに受け渡しが出来るのはありがたかったです。ただし料金的には当然高くなります。
2013年に「サンパーキング」を始めて利用しました。値段は高かったのですが、その分シャトルの回転が早く、従業員さんも親切でした。利用しやすいパーキングだと思います。
車を利用するメリットは、何といっても家から駅まで歩く必要がないことと、荷物の持ち運びが楽なこと。さらにスーツケースを空港まで送る料金も必要ないことです。
冬場は着替えを車に積んでいけばいいのであって、これも重要なポイントです。家族全員が1台の車に乗れるので、人数によっては電車料金よりも安くなります。
最大のデメリットは渋滞により到着時間が左右されること。距離があるので結構危険な賭けになります。
また途中事故に合うことも充分考えられます。(電車よりも確率は大きいと私は思っています)さらに運転で疲れてしまうこと。特に帰りは時差のため帰路の途中で睡魔が襲ってくることがあるはずです。
そのほか「平成ウイングパーキング」や「シャトルパーキング」の利用経験がありますが、総合的に見てこの中でお勧めできるのは「シャトルパーキング」だと思います。