高級ホテルの特徴

 日本のツアー会社のパンフレットを見ると、だいたい20ぐらいの選択肢があるように思えます。しかし実際にはワイキキ近辺だけで、コンドミニアムを含めると100以上あるのではと思います。

 その中で、自分たちの旅行スタイルや予算に合った宿泊場所を見つけるためにどうしたら良いのか?一度でもハワイに行っていれば街の様子も分かりますから、外からホテルを眺めて、「次はここに泊まろう」なんてイメージがわいてきますが、行ったことのない場所ではそのイメージがないので悩みます。

 ネット上ではいろいろな方がいろいろな立場で、あのホテル、このホテルを推薦しています。私もそういった一人だと思っていますが、こういった評価は、知れば知るほど悩みが深くなるのも事実です。

 私の最初のハワイはツアーでした。ただ新婚旅行だったので若干お金にも余裕があり、ホテル選択の過程では、やはりいろいろ悩みましたが、最後は新婚旅行ですからワイキキの一流ホテルにしよう、ということで「ハレクラニ」を選択。

 実は一流ホテルと言っても、ピンクパレスやサーフライダーといったホテルもありましたが、当時のガイドブックでは、ともかくハレクラニが一番として紹介されていることが多く、「よしそれならここだ」と最後は単純に決めてしまいました。

 今から20年も前のことですから、まだネットで評判を検索するなんていうこともほとんど出来ず、頼りになるのはガイドブックの写真や宿泊価格ぐらいだったと思います。

 というわけで始めてのハワイで、私にとっては超高級ホテルのハレクラニ(日本では狭っ苦しいビジネスホテルに宿泊することが多かったので)に宿泊しましたが、このときの体験が、ハワイにはまり込むきっかけの一つになったと今は思っています。

 英語も碌にしゃべれず、イエス、ノー、サンキューの三つの言葉だけで凌いだという経験もありますが、逆にそれでも何とかなるんだという感触は得られました。

 ただこの語学力では、レストランの注文もままならず、楽しい思いも半減するなと思ったことも事実です。そう思ったことにより、改めて少し英会話を勉強しなおしました。

 それはそれとして、超高級ホテル(ワイキキで言えばハレクラニ、シェラトンワイキキ、ピンクパレス、サーフライダーの4つかなと思っています)というのは、ともかく客の居心地が最優先されるホテルであるということです。

 つまり高級になればなるほど、客のどんな要望にも即座に答えられる体制が整っているということです。

 もちろんその背景には財力が伴うわけですが、部屋からちょっと電話をして、あれが食べたい、これが食べたいと言えば、すぐに持ってきてくれるというイメージでしょうか。

 当然ながら、部屋は毎日きれいに掃除が施され、ベッドのシーツは真新しい、真っ白のものがピンと張られています。浴室に入って蛇口をひねれば熱々のお湯がじゃんじゃん出て、場合によってはバスタブ、時によってはシャワーブースもあったりします。

 ラナイに出れば、ビーチの絶景が楽しめ、ともかく何をしても、何を見ても、楽しくて気分が良い、ということになります。

 しかしながら、忘れてはならないことが一つあります。それは超高級ホテルになればなるほど、客もそれなりのステータスが要求されるということです。

 つまりホテルの設備や従業員さんを使いこなすだけの英会話力や度量、物腰といったものも要求されるんだなということが何となく分かりました。

 正直に言えば、我が家の新婚旅行は、当時の私の財力や会話力、物腰では不相応だったなと思っています。つまりホテルを使いこなせるだけの余裕がなかったということです。

 それでも、そういった田舎者?に対しても、笑顔を絶やさず親切丁寧に接してくれるのが高級リゾートホテルのよいところで、そういったホスピタリティに感激し、「ハワイは素晴らしい」と思うようになった一つの理由になっています。

 というわけで、以後、自分の力量や好みに適合した宿泊場所を探す、という、ある意味探検の旅が始まったわけですが、幸いにも数回の旅行でワイキキ・バニヤンというお気に入りのコンドミニアムを見つけることが出来、今に至っています。



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