銀行送金とクレジットカード利用の選択

 銀行からの直接的な送金は、結局
@ 為替換算で2〜3%の損(クレジットカードよりも1%ほど率が大きい)
A 送金手数料が2500〜3000円前後
B 現地での引き出し手数料を負担する場合もある

 ということで、現金の送付というのは、便利なようでひじょうに大きな損になります。100万円ぐらいの送金になれば、5000円ぐらいの手数料は損に感じられないかもしれませんが、そんなときでも実は為替レートによる損失があります。

 こういった損失と、わざわざゆうちょ銀行や都市銀行に交通費を使って出向いて煩雑な手続をすることを考えると、結局一番便利で効率的且つ安いのはクレジットカードの利用かなと思えます。

 ただしこれにも宿泊サイトによっては為替以外に利用額に応じた手数料を加算する管理会社がありますので注意が必要です。

 クレジットカードの場合は、本来為替の差だけですむはずなのですが、会社側がクレジットカード決済を使うためには、たぶんいろいろと手数料をカード会社に払っていて、その分の負担を求めるという意味なのかなと解釈しています。

 ただこの手数料は個人や管理会社の考え方でいろいろ幅があるみたいで、これまで聞いたのは決済額の2〜5%という感じだと思います。

 つまり宿泊費の総額を10万として、手数料ありの会社でカード決済をすると、実際には2000円から5000円の上乗せがあるということで、そうなると、この額と実際にゆうちょ銀行等から送金する場合、どちらが便利で得かという選択になると思います。

 またこの手数料は利用しているクレジットカードのブランドによっても異なります。私が実際に使っている感触では、VISAは比較的安く設定されているように思いますが、JCBやアメックスは若干高い印象を持っています。

 しかしこういった損失を考えても、クレジットカードの番号さえ先方に伝われば、後は勝手に引き落とされるだけですからひじょうに便利なことは間違いありません。

 なお為替の損失ですが、一般に銀行では3%前後、クレジットカードでは1.5〜2%ぐらいのようです。また銀行送金の場合は、送金した日の為替レートが適用されますが、クレジットカードの場合は、そのカードがクレジットカード会社で決済されたときの為替レートが適用されますので、実際に利用した日より遅れることになります。

 ということは為替が円高に向かっている場合はクレジットカード、円安に向かっている場合は現金送金の方が有利になると言う考え方も出来ます。



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