パシフィック・ビーチホテル

 ワイキキ東側と思える、この辺りに位置するホテルの建設方向を正確に地図で見ると、北側がアラモアナ方面、東側がアラワイ運河方面、西側がワイキキビーチ(クヒオビーチ)、南側がダイヤモンドヘッド方面となります。

 一般的なガイドブックではアラワイ運河が上に、ワイキキビーチが下に書かれていますので錯覚しがちです。

 従ってクヒオビーチの堤防から見ると、夏の太陽はアラワイ方面から上り、コオリナ方面の山際に沈むという経路をたどります。

 パシフィックビーチホテルは、東西に駐車場も含めて200mぐらいの長さになるホテルです。その意味ではアラモアナ側の部屋だと、サンセット時を除いて、夏場はほとんど1日中太陽を見ることは出来ないかもしれません。


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 JTBで人気のホテルですが、第7位は「パシフィック・ビーチホテル」です。ハイアットリージェンシーからさらにホノルル動物園方面に150mほど進んだところにあります。

 カラカウア通りからクヒオ通りまで縦につながっている細長いホテルで、クヒオ通り側は大きな駐車場になっています。

 西側のハイアットリージェンシー側に比較的広いロータリーがあり、ホテル全体として割とゆったりした作りになっています。個人的な感想ですが、昔のハワイのリゾートホテルの名残を感じさせるホテルです。

 ハワイに来ていて、「あ〜リゾート地だなあ」と思うのは、もちろん風光明媚なこともありますが、宿泊場所の空間的なゆとり感も大きいと思います。

 妙にだだっ広いロータリーや、館内に足を踏み入れたとき感じる静かな開放感。天井の高さや周辺を歩く人々の落ち着いたざわめき。パシフィックビーチホテルはそういった感覚を感じられるホテルに思えます。

 近年日本人観光客の集客にも力を入れているなと感じているのですが、その理由は夏にロータリー付近で行われる「夏祭り」です。

 いわゆる日本の夏祭りとまったく同じもので、空間的にはちょっと狭いのですが、和太鼓が鳴らされ、縁日風の屋台が出ているので、小学生ぐらいまでの子連れには向いていると思われます。

 ただちょっと混雑が激しいですね。焼きそばでも食べようかと近づいたこともあるのですが、あまりの混雑にびっくりして諦めました。

 このホテルで我が家が以前よく利用していたのは「ダラーレンタカー」です。1階に支店があり、建物裏の駐車場に何台かレンタカーが常備されているので、ワイキキですぐに借りることが出来便利です。(ただし返却はワイキキ西にあるアンバサダーホテル近くの営業所になります)

 またこのホテルで一番有名なのは、巨大な水槽の横にある「オーシャナリウム」というレストランです。要するに水族館付きレストランみたいなものですが、水槽がやたら大きいのが特徴で、食事をしながら水槽内を泳ぐ魚たちを見ることが出来るという趣向です。

 なおロケーション的に、ホノルル動物園方面にはマリオットがあり、ワイキキ市街方面にはハイアットリージェンシーがあるので、部屋の選択は注意しないと予想と違った風景になってしまうかもしれません。

 2012年7月24日(火)の宿泊料金は、スタンダードが17034円、オーシャンフロント(朝食はナシ)が25019円です。(エクスペディアで税抜きの料金)

 ちなみにハワイでの朝食は、あちこちで朝早くからやっている店がありますので、無理に朝食付きを選ぶ必要はないと思います。

 特にパシフィックビーチの隣には近年パンケーキで有名なエッグスン・シングスの2号店も開店していますから、ホテルの同じような食事よりも、こういったお店の朝食を食べた方が経済的にもいいし、思い出も多くなると思います。



ワイキキ・パークホテル


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