最近のハワイでは、コアを伐採することはひじょうに難しいようで、過去に買った限られたコアを使って、ウクレレ等を作っている店が多いようです。
もちろん一部では今もコアが植林され、生産されているのだと思いますが、その生産量はわずかですし、コアという木そのものの生長が非常に遅いので、良質のコアを手に入れるのは至難の業になっているようです。
すでに書きましたが私は「コ・アロハ」という、カリヒにあるウクレレショップで、オーナーの方から1対1の工場見学をしてもらい、ウクレレ作りに付いていろいろ話しを聞きました。
その時コアの現状がかなり厳しいということも聞いて、その結果コア以外の木を使ったウクレレが増えているんだということでした。
また良いコアの木を使ったウクレレは、演奏しなくても、持っているだけで価値が出てくると冗談交じりに教えてくれました。
というわけで、ハワイの土産にウクレレ以外のコア製品を選ぶ人が多いのではないかと思っています。
では良質のコア製品を扱っているお店はどこにあるのか?店としては、私は「マーティン・マッカーサー」が良いのではないかと思っています。
オアフ島には7店舗あるようです。アラモアナ、ワード、シェラトン、サーフライダー、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジあたりが良く目に付くお店だと思います。
以下の地図はワードの店を示しています。
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またワイキキのビーチウォークには「アンダー・ザ・コア・ツリー」という店が、2階にあります。ここには写真や絵画もあって、店内を見て回るだけでも面白いです。
なおどちらの店も価格は結構高い印象です。単に木製だからという先入観があると、購買意欲が萎えます。
逆に言えば、それだけ材質が良く、しっかりしたものが売られているということだと思います。
穴場としては、時期が合えばですが「メイドイン・ハワイ・フェスティバル」で、コアの製品を扱う店がいくつか出ています。(毎年8月下旬に開催されます)
我が家の息子は、ここでコアの木を使ったボールペンを購入。私は本のしおりを買ったつもりでしたが、いつの間にか紛失。
最近になって、改めてコアの価値が分かってきたので、もったいなかったなと悔やんでいます。