はじめにマイレージの複雑さを少し

 これまであまり気にしていなかったマイレージですが、毎年のように規定が変更になり、徐々に利用しにくくなっているように思えます。

 そんな中、2013年11月、このサイトの掲示板で、デルタ航空の来年夏のマイレージによる特典航空券の規定が突然改悪になったという情報を頂き、私自身他人事ではないなと思い、少し現状を調べてみる事にしました。

 ただ少し調べてみた感じでは、規則そのものが航空会社によっていろいろバリエーションがあり、自分に取ってもっとも都合の良い航空会社を選ぶのは意外に大変だなという感想をもちました。

 マイレージに関する専門のサイトがいくつもある理由も少し分かってきて、今後の旅行のために一度きちんと調べてまとめておく必要があるなと思い、新たにマイレージに関するページを追加することにしました。

 というわけで、先ず最初に「マイレージとは何か」という、もっとも基本的な部分からきちんとまとめていこうと思ったのですが、その前に現状の複雑さを少しだけ説明します。

 さて「マイレージ」というものを意識した頃、私自身混同していることがありました。それは航空会社のマイレージクレジットカード等で買い物に応じて得られるポイントは、まったく別物だと言うことです。

 どちらも何らかのポイントを貯めるという行為は同じですが、貯まったポイントの性質はまったく違います。また同様にどこどこデパートで作った会員カードによるポイントとか、最近ではあちこちの店で使える「Tポイント」等々、ともかく日常生活の中にポイントが溢れています。

 いずれも消費者側にとっては、何かを購入したときに付帯的にくっついてくる「おまけ」みたいなものであり、企業側はそのおまけを餌?にして、自分の企業の製品やサービスを利用してもらおうという意図があるのだと思います。

 というわけで、それぞれの違いは

航空会社のマイレージ:飛行機に乗ることによって得られる、渡航距離に準じたポイント

クレジットカードのポイント:カードを利用して買い物をすることによって得られるポイント

いくつかの企業の提携によるポイント:様々な業種の店で共通に使えて貯めることが出来るポイント

特定の企業が独自に行っているポイント:デパートや雑貨店、スーパーがその企業だけで行っているもの

というように、おおまかに4種類のポイントが今我々の周りに出回っているのかなと思えます。

 で、問題はこれらのポイントが相互に関連せずに独立したものであれば話は簡単なのに、互いにポイントを一定の換算率でやりとりできるという流れ(制度?)が出来てから、話がややこしくなっています。

 しかもこの一定の換算率も、それぞれの力関係?なのか、1:1だったり、2:1だったり、1:2だったりしますので、更に話がややこしくなります。

 さらにさらに、世の中には効率を重んじる頭の良い人がいて、それぞれのポイントを相互に換算できるなら、クレジットカードを使って航空券を買って、それで飛行機に乗れば、、航空会社のポイントを稼ぎながら、クレジットカードのポイントも得られるので、それをまた航空会社のマイレージの換算すれば、ポイントは更に増える、という発想になります。

 と言うことは、換算率の良いクレジットカードを使った方が、効率がよいと言うことになります。

 これは企業提携のカードも同様で、Tポイントをマイレージに換算することも今は可能す。

 一方、航空会社の方も、航空会社同士が連合体を作り、相互にマイレージを換算することが出来る、なんてことが可能になっていますから、話はさらに複雑になります。

 というわけで、とりあえず現状はひじょうに面倒なことになっていると言うことをお伝えした上で、先ずはシンプルに飛行機に乗ることによってたまるマイレージについて調べていこうと思います。



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