チップについて(1)

 初めてハワイに行って最初に悩むのはもちろん言葉の問題ですが、その次に悩むのがこのチップ。私は海外というとハワイとバンコクしか行ったことがないので、ここで「チップについて」なんていうページを作るのは非常におこがましいのですが、始めていく方の何らかの参考になれば、という願いをこめて場合を分けて記述してみたいと思います。

 もちろん中には間違っている判断もありますから、すべてを信用してこの通りにすれば良い、なんて過信しないでください。(そんな人いないと思いますが)なおここに書き出したものは、すべて私自身が体験したもので、記載のないものは体験したことが無い、と解釈してください。


ホノルル空港

 誰もが最初はホノルル空港に到着します。飛行機を降りて空港内を歩き、イミグレへ。さらにスーツケースを受け取り、出口に向かうまではチップを考える必要はほとんど無い。ツアーの場合は、さらにホテルにチェックインするまでチップを考える必要は無さそう。

 もちろんチェックインする前に、ツアー独自のランチタイムがあり、個人でレストランに入らなければならないときは、ミールクーポンを使うときを除いてチップが必要になります。

 個人旅行の場合は、個人出口を抜けるとお迎えの人、さらにその先にタクシー乗り場があるのでそこへ向かおうとすると、すかさず係員らしき人が「タクシー?」と聞いてきます。

 「イエス」と答えると、すぐにスーツケースを持ってくれたりします。さてこの係員にチップを渡すべきかどうか?タクシー乗り場までは、交差点を渡るだけ。距離にして20mぐらい。この間スーツケースを持ってくれる(転がすだけです)だけで1ドルなにがしを渡す必要があるのか迷うところです。。

 始めての個人旅行では、本で読んだ知識であらかじめ胸ポケットに1ドル札を忍ばせておき、タクシー乗り場に着いた時点で格好良くチップを渡しました。しかし相手の反応は格段喜んでいる様子もありませんでした。

 個人的にはこの係員さんにタクシーの運転手との仲介を頼んで、目的地までの円滑な走行をお願いするつもりでしたが、係員の方は金を受け取るや否やお礼の言葉も無く、あっという間に元のポジションに戻ってしまいました。

 なんか馬鹿にされたような印象を持ちましたので、その次からは係員は無視して、自分でスーツケースを運び、自分でタクシー乗り場まで行くようにしています。

 ちなみに今なら渡さないと思います。それはこの係員さんの仕事がタクシー乗り場までの案内という仕事だからで、特別なサービスを受けるわけではないからです。


タクシー

 アメリカ映画を見ていると、高級ホテルではタクシーの乗務員がさっとドアを開けてくれて、客はドアには手を触れないようなシチュエーションをよく観察しますが、ハワイでは高級ホテルでない限り、実際に運転手がドアを開けてくれる事はあまりありません。

 スーツケース等の大きい荷物を持っていると、トランクを開ける必要があるので、運転手さんは運転席から降りてきますが、それ以外は運転席に座ったままです。

 つまりドアは自分で開けなければなりません。ハワイのタクシーは運転席からドアの開閉をするような構造になっていません。

 さて問題のチップですが、降りるときに必要になります。運転手さんは車内で料金を告げる場合もありますが、スーツケース等がある場合は、トランクを空ける必要があるので、何も言わずに車外に出てしまうことも多いです。客はメーターの料金を確認してから降りる必要があります。

 車外に出て、スーツケースやその他のバッグ類を受け取ると、外で料金の精算。ここで料金が告げられます。

 乗車料金の15%以上とガイドブックには書いてありますが、そんなきっちり計算できるわけが無いので、私は切りの良い数字で15%〜20%を渡すようにしています。

 ちなみに小銭でお釣りをくれることはあまりないようなので、その分も含めてチップの代金としていますが、結構すばやい暗算が必要です。

 暗算が苦手な人はやはり換算表が必要かもしれません。スーツケース1個に着き1ドルを上乗せ、と書いてあるガイドブックもありますが、そんことまでいちいち計算できません。

 あまり厳密に考えてもなあ、という気もしています。



チップについて(2)へ


ハワイ雑感と失敗談


トップページへ