退職後のハワイ暮らし(3)

やはり訪問

 以上の諸条件をいろいろ考え、突き詰めていくと、どうも定住というのは現実離れしている気がしてきます。それでもハワイに行きたいとなれば、やはり観光ビザで滞在可能な3ヶ月間を目標にした訪問を考えざるを得ません。

 現在(10年ぐらい前です)のエービーロード等の航空料金を見ると、私が日本に居たくない1月から3月ぐらいは、年末年始をはずせばかなり安い。これを逃す手はありません。今年は最低5万円ぐらいでした。

 もっともこの訪問は、経済的にはかなり苦しくなります。夫婦で1人往復5〜10万。これに現地での宿泊費。ワイキキ近辺での生活を考えれば、安くても1カ月10万ぐらいかかるだろう。(これも古いデータ。今(2013年)はもっとかかります)

 3ヶ月なら30万だ。さらに現地での生活費が必要。物価の安さを考慮しても、最低月10万ぐらい?。あまり生活費を削ってしまうとリゾート滞在という本来の癒しの部分がなくなって、生活のための滞在になってしまうので、これは出来れば避けたいです。

 結局3ヶ月の滞在に70万から80万、場合によっては100万ぐらい必要になるように思えます。自分で書いていて、これじゃやはり老後のハワイ暮らしは無理なんじゃないかと思えます。

 ただしこの計算で抜けているのは、日本での生活費です。日本で3ヶ月生活するとどのくらい消費するか。この消費額との差が、本来必要な額になります。

 もっとも宿泊費が毎年こんなに必要なら、思い切って小さなコンドミニアムを購入して、そこで生活すれば、とも考えました。もちろん宿泊していないときは賃貸にして、ローン費用を浮かそうという魂胆ですが、これについても無理そうという結論がすでに出ています。

結論

 長期滞在は金が必要です。年金制度の崩壊しそうな現在、上に書いたようなプランの実現はかなり困難になることが予想できます。

 それでも実現しようとするならば、当たり前ですが退職までの長期的な貯蓄計画が必要です。個人的にはなんとか実現したいと考えていますが、現状は苦戦を強いられています。

 どうせ行くなら、まだ体が健康で自由度の高い、今行きたいと思うからです。結局そのための費用が貯蓄を圧迫しているわけで、わかってはいても・・・・です。



ハワイ雑感と失敗談


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