レンタカーを借りにイリカイへ

ダラー・レンタカー・オフイス

ダラーのレンタカー 12時にオフイスに着いた。ここのオフイスは実に分かりにくい場所にある。通常はワイキキから送迎シャトルがあるようで、その場合は係員がオフイスまで案内するようだが、我々のように個人的に行く場合は大変だ。

 イリカイの湾側の角にあるように地図には書いてあるが、1階にはそれらしい場所はなく、案内の看板もない。ホテル側から、2階の通路を渡った右側に小さな案内板があるのをようやく見つけた。

 結局オフイスは2階の駐車場の一角にあった。しかし近づいても人の気配がない。係員の姿が見えない。駐車場もほとんど車がなくがらんとしている。「すいませーん」というのも変なので「エクスキューズミー」と大声で叫んだ。

 すると奥からようやく女性係員が姿を現した。日本でもらった契約書と免許証(日本のものであるが、国際免許証も念のため持参していた)を見せると、保証の意味?でクレジットカードを要求された。もちろん料金は日本で支払済みなので、ここでのお金のやりとりはない。手続きが淡々と進む。

 最後に乗る車を指示された。あれがそうだ、と言うのでそちらを見ると、そこに真っ赤なコンパクトカー、ネオンが停まっていた。ネオンはアメリカの大衆車で、たしか日本のカローラと並び称されている車(のはず)だ。それにしても真っ赤とは予想していなかった。思わず「THAT RED CAR?」と口走ると例の「イヤー!」が返ってきた。

カイルアヘ

 とりあえずドアを開け、6年ぶりの左ハンドルの感触を確かめ、シートの座り具合を調整し、方向指示器、各種ライトのレバーを確認する。バックミラー、サイドミラーの角度を調整し、女房をナビゲーターとして助手席に座らせ、息子は後部シートへ。シートベルトは日本にいるときから使わせているので、特にごたごたもない。エンジンをかける。1発でスタート。エアコンを入れる。出発だ。まず駐車場からどのように出るのかが問題だ。右側通行、右側通行と念じつつ、出口への矢印に沿って進む。2階から1階に降りるともうそこが一般道。ここを左折しないとカラカウア方面には行けないのだが、信号もなく車が渋滞している片側2車線をどのように左折するのか、早くもパニック。

 急ぐ必要もないので、一旦右折しヨットハーバーに向かい、そこの駐車場でユーターンした。女房と右だ左だとわいわいやりながら、なんとかカラカウア通りに出て、これをワイキキ市街方面へ右折。今回の旅行では始めてのワイキキ入りだが、私は風景を楽しんでいる余裕がない。ワイキキを抜けて、モンサラット通りに入るつもりだったが、あせってカパフル通りに入ってしまった。早くもミス。しかもカパフルへ左折後、左車線に入ろうとして女房から注意される。車も左ハンドルに慣れていないせいか、どうも右に寄りがちである。

 気を取り直してカパフルからH1に入ることにしたが、流れに沿ってずんずん進んでいくと、いつのまにかWEST H1の標識になってしまい、自然にH1を西に進むことになってしまった。もう昼飯もへったくれもない。(この失敗のおかげで、ワイキキから西に向かうときは便利になった)ハワイのハイウエーは、スピードの低速リミットがある。40ぐらいの数字だ。速度はマイル表示なので、だいたい1.6倍すればよい。従って時速64km以上で走らなければならない。テリヤキポークチョップ

 結局戻るためには山越えになってしまった。次々と通り過ぎる標識を必死に見ながら、帰りの選択肢の一つだったLIKELIKE HWYを探す。ハワイのドライブはみんなが速度を良く守り、お互い譲り合うので日本より楽だ、とガイドブックにはよく書いてあるが、久しぶりに運転して、ワイキキ近辺では結構えげつない運転をする車が増えたと感じた。方向指示を出さないのは昔からだが、車間をつめたり、スピードを大幅に超過したりする車をずいぶん見かけた。

 LIKELIKE HWYには無事入れたので、そこからは1本道。1時にドンボイス宅フライドチキンプレートのミニに無事到着。大変な気疲れであった。腹も減った。

L&Lドライブイン

 昼食はまたもや和製英語は通じないが、安さと味で魅力のあるL&Lドライブインに決定。今回のメニューはミニテリヤキポークチョップとミニフライドチキンプレートランチ。これにミディアムのセブンアップをつけて8.75ドル。いずれもうまかった。



カイルアビーチ


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