第4日目 ホノルル美術館

起床と朝食

 6時半に起床。時差ボケは完全に解消。気分もいい。朝食は例によって果物。パイナップル、オレンジ、グアバジュース。8時に息子を起こした。特に問題もなく起きてくる。

安井ツアー

 9時過ぎ、ハワイ島1日日帰りオプショナルツアーに電話で問い合わせをした。どこの会社にしようかずいぶん迷った。日本にいるときから過去にハワイから持ち帰ったフリーペーパーやジャパニーズビーチプレス、ツアー会社のHPを見て比較検討していた。

 日本からも予約が出来るが、別に焦る必要はない。現地で申し込めば充分である。いろいろ値段と公表されている行き先を比較検討した結果、安井ツアーという会社に決定。事務所に行く前に応対をたしかめるべく、電話をかけてみた。

 ハワイの場合、市内通話はすべて無料となっている。すなわちどれだけ長時間話そうが、無料だ。この辺に日本との通信領域における格差を感じる。いくら政府首脳がIT革命と言って頑張ってみても、現実の違いは大きい。

 さて安井ツアーであるが、応答は「もしもし」であった。一安心。希望の日付29日を申し出たところ、まったく問題ないとのことであった。ただし支払いに関しては現金にしてもらわないと困る、との事。クレジットカードを使用するための手数料すら割引料金に入れているのだと感じた。値段は133ドル。普通個人で離島に行くには、航空券だけで片道最低50ドル程度かかるようだ。それを思えば、ホテルまでの送迎や現地での観光を考えると、滅茶苦茶安い。

 早速仮予約をしてもらい、料金は後日払いに行く旨を伝えた。

義母のリコンファーム

 続いて帰国日が迫った義母のためにリコンファームを行った。帰りの航空券の引換券の裏側に連絡先が書いてあるので、そこに電話をかける。チャイナエアラインズという応答があるので、すかさずジャパニーズプリーズと答える。相手が日本語を話せればそのまま手続きに入るし、話せない場合は話せる人を呼びに行ってくれる。

 今回は少しだけ話せる人だったので、日付と搭乗者の名前と宿泊先を伝える。これで終わり。最近リコンファームが不必要な航空会社が増えたようだが、個人旅行の場合、なるべくこれを行った方がよい。何故かというと、急なフライト時間の変更等があった場合、連絡先に連絡してくれるからである。また座席の確保の点から言っても、必要だと思う。

ホノルル美術館ホノルル美術館 アートミュージアム

 義母が息子の世話をしてくれることを幸いに、今日は一人でホノルル美術館に向かった。もちろんバスを使用してである。美術館方面へのバスは2番、13番ということだった。途中どのような道を通るのか知りたかったので、地図を持参して景色を見比べていたら、これらのバスはダイエー付近を通ることが判明。次回、来てみようと思った。

 バスは降りるタイミングが難しい。ましてや始めていく場所の場合は、地図は絶対必要である。幸いにも他に降りる人がいたため、無事美術館前で降りることが出来た。緑の芝生の中に建てられた一見美術館とは思えない2階建ての建物である。今回美術館ではエジプト展を平行して行っている。興味はむしろこちらほうにあった。

 入り口のお姉さんにハワイの歩き方のHPからダウンロードした1ドル引きのクーポンを見せ、入場料の12ドルを11ドルにしてもらう。館内に入ったところで左側におじさんがいて、早口に話しかけられる。どうやらエジプト展の説明のためのツアーがあるので、この近くで待っていて欲しい、との事である。時刻も指定された。

 しかし説明はすべて英語で行われるらしい。そのことを指摘すると、ニコッと笑ってその通り、と言ってくれたので、私は参加しないそぶりを見せ、違う方向に進んだ。

 館内はおおまかにいって、向かって右側の展示室が西洋、左側が東洋、という分類であった。もともと芸術には音楽以外あまり関心のない人間なので、絵を見ても銅像を見てもさしたる感慨が起こらない。次々と部屋を巡っていく。唯一SFの好きな私にとって興味深かったのは中南米のいろいろな像。これらは東洋の頭で考えることの出来ない発想でデザインや形が作られている。まさに宇宙人を見る思いであった。

 入り口正面にエジプト展があった。一通り見て回ったが、やはりさしたる感動を覚えない。唯一ミイラの入った棺だけが若干の関心をひいた。理由はその構造を知りたかったからである。どうやら私の大脳皮質は徹底的に理系のようである。

 エジプト展を見た後併設のカフェに行ってみたが、時間が早いせいか誰もいない。結局美術館には1時間強いただけで出てきてしまった。美術関係の人から見ると、本当に不埒な輩である。



ワードエリアへ


旅行記表紙へ


トップページへ