最終日 帰国

朝の片づけ

 5時半、予定通り起床。最後の片づけは、ゴミ捨て、パッキング、冷蔵庫の残飯整理、記念写真、バケレンへのメッセージ書き等。最後にもう一度部屋をすべて見回し、ラナイからの景色をまぶたに焼き付け、忘れ物を点検し、電気のスイッチを切り、部屋の鍵をメッセージと共に中央のテーブルの上に置き、6時20分に1階に降りた。

タクシー

 エントランス前で最後の写真を撮影。6時25分に(約束は30分)タクシー到着。荷物を積み込みクーポンを渡し、乗り込む。飛行機の出発時間は9時40分なので、3時間の余裕を見ている。というのも朝7時からは通勤時間帯で、道路がかなり混むからである。その前に空港に着いてしまおうという計画。

 車の数は多いものの、流れは順調。なんと20分で空港に着いてしまった。朝早いので申し訳ない気持ちがあったのでチップは3$にした。普通なら2$だろう。もちろん運転手は喜んでいた。

チェックイン

 7時に荷物の受け付けが始まった。スーツケースを渡し、若干身軽に。いよいよ帰国だ。手荷物検査ではすべてバッグをあけて検査をされた。怪しげなものを入れていなくて良かった。フルートを運んでいたので、その胴体が銃の金属に間違えられないかと若干心配していた。

 バッグをコインロッカーに入れ(1時間50セント)身軽になったところで朝食のカフェテリアへ。意外に高い。持ち合わせのドルも減ってきているし、飛行機にのれば食事が出るので飲み物でがまんする。食べ終わってもまだ8時過ぎである。

 そこで飛行機を見るために空港の中央先端付近にいってみることにした。こちらの方は、メインランドからの発着が多いせいか、朝は閑散としている。日本人の姿はほとんど見えず、どこか異国の空港に来たかのような静けさ。食べるところも空いている。飛行機もよく見えるし、時間つぶしにおすすめである。ちなみにゲートナンバー18番あたりである。

搭乗

 9時25分、搭乗が始まる。リコンファームをしたせいだろうか。座席は2階席の2列目。しかも1列目は空席。3人なので、私の横には見知らぬおじさんが一人乗っている。女房と息子の前の席は空いている。

 そこでスチュワーデスに、我々は家族だが、最前列に私が席を移動しても良いか、と尋ねると、良い、という返事。行きに続いてまたしても私の横は空席。しかも今度は左側なので離陸時にワイキキの町並みが見える。

帰国

 12時10分、無事羽田着。12時半にスーツケースを受け取り、空港の外へ。第一印象。暑い。ともかく暑い。ハワイから帰ってきたとは思えないぐらい暑い。しかも蒸している。

 行きとは逆にモノレール乗り場へバスで向かう。ここで最後の事件発生。なんと乗車したバスが発車しようとしたその瞬間、その鼻先をかすめるようにして乗用車が回り込んで停車。当然接触。どちらが悪いとは言えない状況だが、バスの鼻っつらに回り込んで急停車した乗用車の方がどうも分が悪いように思えた。

 そのせいでバスは停車したまま。やがてお巡りさん達がやってきて現場検証。我々は代替車両に乗り換えて出発。最後まで小事件が続く旅行だった。



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