第10日目(2) ワードエリアを散策する

99セントショップ

ワードにある99セントショップ

なおも西側に歩いていくと、なんと倉庫みたいな所で99セントショップを発見。日本では100円ショップが大流行だが、ハワイにもあった。早速入ってみた。商品は日本の店とよく似ている。もしかしたら日系の資本だろうか。よく見ると日本語で書かれた商品も数多くあったが、ここは楽しめる。

 私はおもちゃと文房具、そして土産品のあたりをうろうろ。息子に紙のジグゾーパズルと塗り絵、バナナハーモニカを買った。全部で3.1$。生活雑貨もいろいろあるので、コンドで生活するときは、最初にここに来て洗剤やテイッシュの類を購入すると良いかもしれない。

 その後、とりあえず一旦バスで部屋に戻り休憩した後、しつこくクヒオビーチへ。キッチンのライトが直っているのではないかと期待していたのだが、修理された様子は無い。夕飯の買い出しは、肉、カジキ、マフィン、シロップ、クロワッサン等で15.6$。

修理のおじいさん登場

 6時半になったので、暗い電気の下で、ナッツ、チーズ、ゆで卵、ビール、ステーキなんぞを食べていると、突然ドアがノック。ハワイでドアを開けるときは、泥棒等の場合があるので注意しなければいけない、と聞いているので、小さな覗き窓から外をうかがうと、何やら退職したような品の良いおじいさんが立っている。この人なら大丈夫、と思ってドアを開けると、電気の修理に来た、とずんずん中に入ってくる。

 この電気がつかない、と指さすとすぐに電灯のカバーをはずし、電球の交換が始まった。実は電球の交換だけなら私でも出来たのだが、カバーのはずし方が皆目わからなかったのだ。何かお手伝いは?と尋ねると、黙ってはずしたカバーを手渡してくれるので、OKとか何とか言って持ち、実はカバーのはずし方がわからなかったんだが、さすがにうまいですね、なんてほめたり納得したりしていると、結構うれしかったのか、初めは顔つきもこわばっていたが段々打ち解けてきてくれた。

 電球の交換が終わり、雰囲気もよくなったので、ついでにテレビが写らなくて困っているんだが、このメッセージの意味が分かるか?と紙を見せると、今度は予定外のテレビまで調べてくれる。しばらく後ろのコードをいじくった後、これはケーブルを違う接続にしなければならないから、その接続用のケーブルが必要だ。今から取ってくるから待ってろ、と言い残して一旦出ていってしまった。

 しばらくすると再びドアにノック。すぐにケーブルの交換をして、テレビをつけるとちゃんとうつる。電球の交換、テレビの修理と懸案事項が一辺に解決できたので、心底ありがたかった私はなんとかうまい言葉で感謝の意を表したかったのだが、語学力のなさはどうしようもない。

 でもせめて感情だけはわかってもらおうと思い、はっきりと大きく、ヴェリーを強調してサンキューヴェリーマッチと何回も言ったところ、どうやら私の真意が伝わったようで、彼からなんと握手までしてもらった。つまらないことだが、結構感動してしまった。

 その後は明るい電気のもと、楽しい夕食となった。

夜の散歩

 7時半頃シドより電話。昨日は2時頃来たのだが誰もいなかった、という事。私の方はデイナーだと思っていたから、いるわけがない。文化圏の違う人との約束は難しいものだ。明日12時にまた来るというので、会うことにした。

カラカウア通りに出没するおじさん達 カラカウア通りに出没するおじさん達

 その後再び夜の散歩。冷やかし半分に表にアダルト的な要素を含んだ言葉が書いてあるビデオ店に入ってみた。

 店の中は店員さんが一人と私だけ。ちょっと見ていると店員さんが流暢な日本語で本当に積極的に話しかけてくる。

 詳しいことは書かないが、割引制度や日本への持ち帰り方なんぞを一生懸命説明してくれた。私は早々に退散。

 カラカウア通りでは、相変わらずのメンバーがパフォーマンス。10時に部屋に戻り就寝。本日の出費、約41$。



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