第4日目 ワイケレ

朝食

 6時半起床。近くを散策するついでにABCで朝食を購入。ジャンボざるそば5$、鉄火・かっぱ巻き4$、パイナップル2.6$、パン2$、牛乳1.1$、計15.3$。ざるそばは固め。巻物は米がパラパラしているが、まあ異国で食べるものとしては良い方か。イリカイはコンド形式なので、ゆっくり朝食を作ればよいのだが、今回は前半イリカイ、後半バニヤンで移動が明日、という訳でいまいち自炊用の食べ物を購入する気になれない。

毎日ツアー

 8時に朝食を済ませ、今日はどうするかと相談の上、ワイケレに行くことに決定。毎日ツアーという業者に電話。ここはHANAさんというハワイが大好きな人から教えてもらった業者で1人6$、チップを入れて7$。我が家は子供を入れて3人なので21$。

 8時半頃電話を入れると当たり前だが、9時はもう満席とのこと。10時はまだ空いているらしいので、これを予約。ホテル前で待っていると、真新しいバンから元気なおばさんが降りてきた。我々が最初の乗客。遠慮なく運転席のすぐ後ろに席を占める。このおばさん、ひじょうに話好きで、いろいろな事を教えてくれた。

おばさんの話の内容

 不況が続き、観光客収入がどんどん減っている。そのため税金の徴収額が減り、ハワイ州全体の予算を圧迫している。それに対して現在の州知事は英断が出来ず、リストラばかりやっている。ラスベガスみたいにカジノを導入するとか、宝くじを作るとか、活気のある内容を考えないと、もはや観光業だけでは成り立たないのがハワイの現状だ。

 現在のアミューズメントパークも何十年も同じ内容でやっているだけでちっとも発展がない。シーライフパークも日本の水族館と同じで目玉がない。たまたまハワイにある、というだけで高額の入場料の割には人が多少集まってくるのが現状だ。

 今や優秀な人材はどんどんメインランドに流出している。ハワイから週末にラスベガスへ遊びに行くと2泊3日で3万5千円でいけるそうだ。

 今年のハワイはやけに涼しい。明らかに異常気象だ。

 このようなツアーを主催していて、一番腹が立つのが、集合時間のいい加減さである。特に最近の若い日本人はひどい。一カ所で遅れると、その後のピックアップはすべて遅れるてしまう。だからといって遅れてくる人に苦情はなかなか言えない。ストレスがたまる。だから最近は5分待って表れないときは無視して出発してしまっている。

 ハワイの学校の状況についても聞いてみた。

 ハワイは国際的なので、小学校レベルでは言語の問題をあまり問わずに受け入れている。(公立学校)ただし教育レベルは低いので、ハイグレードの家庭では私立に入れるようだ。日本で言うところのいじめはない。日本人の場合帰国してからが大変なので、放課後日本語学校に数時間通わせている家庭が多い。

ワイケレ

ワイケレ プレミアム・アウトレット

 ワイケレ着11時ちょっと前。H1に乗ってしまえば早いのだが、ワイキキのホテルでのピックアップに時間がかかる。

 チリズの前の駐車場で降ろされる。暑いなあ、と思いつつ歩いていくと有名なオシュコシュが見えてくる。何回か書いたが、我が家は基本的にあまりショッピングはしない。というより金がないのでできない、と言った方が正しいか。金があったら、ホテルの延泊や食事の質を考える方である。従って今回のワイケレも、一度は見てみたい、という程度のもので、それほど熱意はなかった。

しかし来て何も買わないのも何かもったいないような気がするのは、これまた貧乏人根性。女房はいそいそとオシュコシュに入り、何やら物色している。どうも時間がかかりそうだったので、私は息子を連れて、子供の遊び場「デイスカバリーゾーン」に向かう。

ワイケレ プレミアム・アウトレット

 ところが、ない。これはショックだった。ここで時間をつぶせば女房の買い物につきあわなくて済む、という当初の目論見が完璧に壊されてしまった。結局マクドナルドで息子といっしょに女房を待つことになってしまった。アイスクリームとコーヒーで2$。やがていくつかの紙包みを持って女房登場。Tシャツを何枚か買ったのみ、という。


 子連れなのでたいして動けないので、ボーダーズ・ブックス&ミュージックへ行き、本を物色。両親が漫画や本を好きなせいか、子供も本屋は好きである。幼児用のコーナーにいくといろいろ自分で物色している。女房に相手を頼み私はハワイアンの楽譜を探索。店の人にも勇気を出して英語で聞いてみた。わざわざ店員さんが楽譜売場まで案内してくれて一緒に捜してくれたが見つからず。

 諦めて今度は教育や理科関係の方へ。ここで英語と漫画で書かれた物理の解説書を発見。自分の勉強用に購入。15.6$。



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